ついに――ついにこの日がやってきてしまいました。企画発表を聞いた瞬間に、迷う事無く参加を決めたイベント。その名は

☆☆ ま た ぎ 魂 ☆☆

マギカでもマタンゴでもありません。またぎです、またぎ。雪深い東北(とは限りませんが)の山の中を蓑笠をかぶって、

猟銃と狙った獲物だけが友達さ・・・・

と、野中二等兵もいっていたようなアレですよ(笑) しかも今回の相手は熊だって・・・・キグルミ使っての・・・・確かに、以前のゲーム中にそんな話をしているのを聞きましたが、まさかそれがこれの事だったなんて思いもしませんでした。

熊相手のサバイバルゲーム

・・・・情景は何となく想像がつくのですが、しょせん相手は熊です。飛び道具を持っていっるわけではないのですから。いったい、どこをどうすればゲームになるというのでしょう・・・・
そのあまりの『漢』らしさに、思わずクラクラと目眩を覚えてしまいます。が、イロモノ・ネタゲー大好きな身としましては、こんなおいしい設定見逃す事などできません。申込開始のはるか以前、予定の段階からマタギ衣装の用意に頭を悩ませていたというのはナイショです(笑)
公式設定では、昭和初期という事でしたが、時代背景もそうですが、またぎ自体よくわからない。実態はこの際置いといても、扮装だけはどうにかしないといけないんですからね。

『矢口高雄さんのマンガしっかり読んでおけばよかったぁ〜 欲しかったけど買わなかったんだよなぁ・・・・』

と思ったのはこのさいどうでもよくて(苦笑)、どうイメージに近づけるかということが問題なのです。

ボンヤリとした感覚としては、襟なしの丸首シャツにニッカボッカズボン、笠とゲートルに地下足袋。そうそう、忘れちゃいけない毛皮のチョッキ。腰に手ぬぐいってのもありだね。うーん、大変だな・・・・(笑) とりあえず手元にある物を確認。代用ナンチャッテは当然なので、いろいろな軍装品からかき集めます。その結果、どうにか形にする事はできましたが、どうしても用意できない物がありました。そう、それは毛皮のチョッキです。本物なんて当然無理だし、代用のフェイクファーの物を探しても、当り前ですが女性物しかありません。男物Lサイズ以上という体型では、どう頑張っても着る事なんかできませんからね。まして新品なんてもってのほかだし(笑)
という事で、毛皮のベストは泣く泣く諦めて、着物の羽織でごまかす事にしたのでした。ちょうどいいのが古着屋で見つかったので。安かったしね(苦笑) あとは豆絞りの手ぬぐいなんか欲しかったのですが、手元にもなく買いに行くのも面倒だったので、汚れたタオルでごまかしました。細かい事はともかく、それらしいカッコにはなったと思います。

使う銃は、マルイのVSR10でもよかったのですが、ここはせっかく手に入れた38式を使わない手はありません。本来なら単発式の村田銃なんか使うとカッコいいのですが、そこはそれ、日露戦争に使われた30年式のマイナーチェンジである38式でもらしく見えますから。時代的にはまったく問題ないし。という事で決定です。

そうと決れば、荷物一式と低オクタン価なアルコール燃料を積み込んで出発です。いやぁ楽しみ!(笑)
間を端折って、憂い曲折のすえ現地へ着くと、想像していた以上の車が止まっておりました。

     
  ●またぎ

もうどう見ても本物にしか見えない感じ(笑)

     

「物好きっているんだな・・・・」

と、自分の事は棚の上観音扉の中にしまい込んだままに内心思いながら降り立つと、いきなりUMAに襲われたのでした。

ウガァ〜

全身毛むくじゃらなその姿は――ゴリラ? いえ、ガイラです! 

     
 
     
●がいら仕様&熊仕様

(左)がいら熊の中の人、おなじみGW氏。このままでも十分な気がします(笑)
(右)これが正規の姿、一応(笑) けっこうよくできてます。

 

毛むくじゃらなので山怪獣のサンダといいたいところなのですが、やはりここは悪者の凶暴な海怪獣のガイラといった方がいい気がします。二足歩行で人を襲うなんて、これ以上ピッタリくるものはないのではないかなと。すでにきていた他の人達からも同じ名称が聞こえてきましたから、あながち的外れではなかったんですね(笑)
一応、熊のキグルミという事にはなっているんですが、現状見る限りは東宝怪獣のコスプレにしか見えません。ここで相手が自衛隊のカッコをしていたなら、間違いなくソッチのイベントだと思った事でしょう。それでも面白いけどね(笑)

     
  ●プレゲーム

すぐに始まる場外乱闘。
今回はこれでけでも満足との声多し(笑)

     

なんてUMAの襲撃をかわしてみると、なんと参加者は総勢片手以上いるではありませんか。怪獣――もとい熊のGW氏や主催者氏はもとより、私を含め猟師が5人、付き合いの見学者1人、そして募集すらかかっていなかった猟犬が2人(苦笑)という合計8名ですよ。

「こんなにいるのかよぉ」

その予想外な人数の多さに、主催者さん自身が苦笑いをしていたほどです。ホント、何考えてんだかね、このバカどもは(爆笑) 

     
  ●熊&犬

勝手に参加の猟犬(?)
ゲーム中は、なぜか鉄砲持ってましたが・・・・(笑)

     

このために特注したというキグルミは、思った以上によくできておりました。ただ、あまりにもタイトに作りすぎたために、脱ぐのはもちろん動く事さえ困難なシロモノだったようです。ですが、そこは一人劇場KAMIKAZE氏のことですから、そんな事などまったく感じさせない俊敏な動きでHPを浪費していたのでありました。

今回のゲーム(と呼べるものになるか非常に不安なのですが)は、この熊を猟師がやっつけるというものです。サバゲーでよくやる『キツネ狩り』みたいな感じですか。

ただひとつ違っていたのは、熊さんはマゾだったのです――

誰もわからないネタはさておき(苦笑)、熊は武器を持っておりませんから、ただ撃って終わりではそれこそゲームになりません。なので急所を決めて、そこに当たらない限り熊無敵ルールが採用されておりました。しかもその急所というのが本物の熊と同じ腋の下に設定されていて、そこに付けたコーラの缶を撃ち抜いたら熊死亡という事です。当たるんかい、そんなとこで(笑)
今まで誰も体験した事の無いゲーム――になるかどうかすら危ぶまれましたが――は、始まったのでした。

まづ熊が先にフィールドへと入って隠れます。その後にまたぎ衆が行くわけですが、なぜか設定の無い猟犬の登場となりました。熊もそうですが、犬をやりたがるなんてどういう事なんでしょうね。ホント、変わりもんが多いです(笑) ともかく、猟犬を先行させて熊を追いかけます。といえばカッコはつくんですが、んな事なんてできるわけが無く、一同恐る恐る固まりになって進んでいくばかりなのでした。役にたたねーな、犬(笑)
フィールド内はまだまだ草が十分に生い茂っていて、視界の悪さは一品です。これが普通のゲームなら、程よいところで撃たれたりして状況が変わるのですが、今回はそうは行かない。相手が飛び出してきて初めてわかるんですから。未知のパックフロントに突っ込んだ戦車兵の気持ちがよくわかります。奇妙な静寂の中、ゆっくりと進んでいきました。猟犬どもはどっかへ行ってしまったらしく姿形もありません。

「どこにいんだよ・・・・」

いつもとは違った緊張感。何しろ相手は急所を撃つまで暴れまくるんですから。ある種ゾンビといってもいいでしょう。こちらはかすれば終わりなんですからねぇ・・・・初弾外せば『はい、それまぁ〜でぇ〜よ!』ということです。
そんなときでした。不意に奥から犬の叫び声が聞こえたのです。

熊いたぉ〜

興奮のあまり、吠えるという基本的な小芝居も忘れていました(笑)

「いたか!!」

いっせいに声のした方に駆け寄りますが、すでに熊は逃走した後でした。さらに奥に逃げ込んだようです。
さらに周囲を警戒しながらゆっくりと分け入って行きます。途中、ありもしない熊の足跡だのと小芝居を交えながら進んでいたそのときでした。

ガヲオオオオオオオオオオオ

くぐもった雄叫びを上げて熊が現れたのです。不意を突かれたまたぎ衆、とっさの反応が遅れたのは仕方ありません。先頭にいた者がものの見事に熊パンチ喰らってしまったのです。同じヘロヘロパンチでも、猫と熊では雲泥の差がありますからね(苦笑) 

     
  ●熊出現

何の前触れもないから、けっこうビビリます。
しかも撃っても死なないし(笑)

     

慌てて散開したものの、周囲を藪に囲まれた一本道では限界がありました。それを知ってか知らずか、熊はわがもの顔で襲いかかってきます。当然、こちらも応戦いたします。が、バシバシ当たっている音は聞こえるのですが、いかんせん急所に当たらない。加えて厚い肉襦袢な事もあって、平気な顔をして暴れ続けていたのでありました。

こえ〜 マジこえ〜よぉ!!

撃っても撃ってもやられない不死身な熊に、ネタとはいえ、マジ怖かったのは本当です。これなら、とりあえず狙える頭をふっ飛ばせばどうにかなる、ゾンビの方がまだ可愛いかもしれません。暴れまわる熊を取り囲むようにして、急所の脇を狙うもののなかなか当てる事ができません。動いてる相手の、しかも腋の下のコーラの缶なんですから、早々うまく行くわけがない。

     
  ●接近注意報

妙な迫力&脳内変換で、気分はもうプレデター。
本気で逃げ回りました(苦笑)

     

しばしの間、デモ学生と機動隊のような応酬が続いたそのときでした。

プシュウウウウウウウウウウウ

熊の脇からコーラが噴出したのです。

「とったど〜」

間を空けずに上がる勝どき。本職でまたぎ(だったっけ?)という勇士が、見事仕留めたのでありました。状況的には、もうほとんど白兵戦に近い状態だったという事です。いやぁ、本当に当てられる――というか、当てたらコーラが噴出すとは思わなかったので、かなり斬新なビジュアルでした。ともかく、どうにか熊撃ちに成功する事ができたのでした。いやぁ、苦労しました。合間合間の小ネタもオバカで面白かったですよ。

     
  ●退治完了

何とかかんとか急所に命中。
それでも指摘されるまで熊気づかない(爆笑)

     

途中飽きてきた(というか熊が暑さに耐えられなくなった 笑)ので、ボルトアクション戦になったりしたのですが、これも元々個人的にツボなゲームなので楽しかったっすぅ〜、いかに自分の腕がヘボなのか、如実にわかってしまうんですよね・・・・(苦笑) でも、緊張の一発必中、外したら即トンズラってのは燃えますわ。たまりません。

という事で、少しゲームらしい事もしたりしたのですが、ほぼ全編にわたってネタのオンパレードだった一日。近年まれなヒットゲームでした。ショット至上主義やトリガーハッピーな方にはまったく興味もわかない事でしょうが、ネタとノリが理解できるHENNTAIさんにはたまらないゲームでした。ほんと、クセになりそう(笑)

 

次もあるんですよね!? 期待してますよぉ〜(爆笑)

 
 

 

 

 

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