−−  後  篇  −−

 

ほとんどただのドンチャン騒ぎだった攻防戦から自軍陣地へと戻ってみると、ちょうど米帝傀儡軍の捕虜が連行されてくるところに出会いました。どうやら、先ほどの人民村での戦いで逃げ遅れてとっ捕まってしまったようです。しかもナイショで援軍となっている中国正規軍兵に。秘密を知られたからにはただでは帰れませんぞぉ(笑)

     
  ●中国兵に連行される米帝

まだ元気です

     

案の定、捕虜を陣地へと連行するや中国軍のみなさんは、すぐさま思想再教育を始めたのでした。

「オマヘラ シソウ マチカッテル。モウセイセイノオシエ マナブノヒツヨウ。デモ ムツカシクツテ、ワタシモワカラナイ。ダカラ ジフンデ ヨム ヨロシ」

おいおい、それはちょっと違うんではないかい・・・・しかし、そんな事は意に介さない中国兵。そのまま一気に押し切ります。

「ソウ チカッテル。チコヒハン スル。アァ、チコヨ。チ○コナイヨ。ソレヒハンサレル、オトコオワリネ。ハクチン、ミナオオキイネ。オマヘモソウカ? チョット、ミセル アル」
「チ○コモタイセツ。デモ マダームヤン チュウカザンマイ ドッチオイシオモウ? イマカワヤキ オオバンヤキ ナニチガウアル? キニナルアルネ」
「モヘヨモヘ。イマ モヘイチバンネ。シャシンタメ。アニメヨアニメ。ニホンノ イイヨ。コトモ オミヤゲ ホシイ。ポケ○ン、モッテナイカ?」

あー、もうなにってるかワカンネーって!!(苦笑)

     
  ●思想再教育中

というのは名ばかりで、体のいいオモチャでした(笑)
よってたかってやられてます

     

勢いに任せた意味不明な思想攻撃に、さすがに強硬な米帝もついに陥落せざる得なかったようです。いままでの成り行きからはカケラも想像できなかった結末を迎えました。なぜか出てきた我らがホーおじさんの御真影を掲げて、得意のポーズを決めたのです。
しかし、その様子を見ている限り、別の意味気でイッてしまったような気がしてならないのは、私だけではないのではないでしょう。恐るべし4000年の思想教育(笑)

     
  ●教育の結果

いろんな意味でいってしまったようで・・・・合掌
まさに
心の叫びでしょうね(笑)

     

などと半ば呆れながら思っていると、不思議な事に次々と捕虜が連行されてきました。一説には、捕虜を志願する物好きも多いと聞きます。まぁ、それはお互い様なことなのですが・・・・(苦笑)
中には、どこでどうやって捕まえたのか、一個小隊まんま芋づるで連れてきた猛者の姿もありました。信じられません。これこそ志願兵なのではないでしょうか(爆笑)

     
  ●大漁

気のせいでしょうか、どこかで見たような面々の感じがするのは・・・・(苦笑)

     
     
  ●運命の分かれ道

軍事顧問官、捕虜選別中。
ここで各エンドが決まりました(笑)

     

と、一般兵に混ざって、米帝でもエリートと思われるトラジマのグリンベレ(米帝の装備わかんないからぁ〜 苦笑)が連れてこられ――というか、やってきたという方が正しいかも――ました(笑)

     
  ●エリート(だよね?)米帝捕虜

トラジマは全部「グリーンベレー」じゃないんですか?
昔みた映画ではそうなってたと思うけど・・・・(苦笑)

     

彼らへの尋問は、第一小隊の隊長殿が主尋問官となって、我らが第二小隊の隊長殿と共同で行われました。

「アメリカ軍の諸君、我々は君たちを歓迎する」

第一章隊長殿が言葉をきります。しかし、拉致しておいて歓迎も何もないと思いますが、そこはそれ北の大将軍様の例がありますので、気にしないことといたしましょう(笑)

     
  ●尋問中

隊長'sが尋問にあたってます。 
野次馬もいっぱい。

     

「まぁ、まずはどうだね?」

と、おもむろにタバコを差し出しました。相手を落ち着かせるのによく使われる手です。でも、そのタバコ自体、元は米帝傀儡軍の物だったということはナイショです(笑)

     
  ●工作そのいち

うーん、よく見る光景。
でも、吸わない人には効果なしだよね(爆笑)

     

当然ながら、米帝捕虜は何の疑念もなく受け取ると、うまそうに一服してたのでした。

「我々は諸君をどうこうするつもりはない。ただ、二・三質問に答えて欲しい」
「質問?」
「そうだ。答えてくれれば、VIP待遇でもてなすぞ」

と、目の前に地図を広げて、

「まずは、きみたちの本部はどこにある?」

うっわぁ、いきなりの直球勝負。男らし〜(笑)
しかし、当然ながら素直に答える米帝ではありません。受け取ったタバコをプカプカとふかして、地図にすら目を落とそうとはしません。ベテランらしい貫禄丸出しです。

「おおっ、そうそう。こんな物もあるんだ」

タバコがダメならと、懐から持ち出したのが、なぜか持ってるクシャクシャなドル紙幣。それを無造作に掴み取ると、米帝のポケットへねじ込みます。とりあえずの買収ってヤツですか。しかし、それもカリオストロ公国製だという事は公然のナイショです(笑)

     
  ●工作そのに 

でたっ!! 実弾攻撃。ある意味、一番イタイかも(笑)

     

実情を知らない[当たり前だ)米帝は、やっと納得したのか、おもむろに口を開きました。

「ワタシ、コトバ、ワカリマセーン」
「さっき返事したろーがっ!!」

尋問官の怒号が飛びます。まさに「MK5(懐かし〜)」といった形相です。その勢いにおされたのか、米帝どもはついに地図を指し示しました。

「最初からそうすればいいんだ。そこか?」

尋問官は表情を戻して、一緒に地図をのぞき込みます。
が、指差している場所には、なぜか米帝傀儡軍の大型爆撃機の姿がありました。

「これがわが軍の新鋭爆撃機」
誰もそんな事は聞いとらぁぁぁぁぁ〜〜ん!!

捕虜たちをにらみつけると、怒鳴りつけます。

「本部の場所を聞いとるんだっ。正直に答えないかっ。それとも痛い目にあいたいか?」
「本部の場所ぉ〜 それはいえないなぁ〜

さすがは百戦錬磨のベテランたち。鼻をほじりながらスットボケます。

− 仏の顔も三面怪獣ダダ −

日本の古い言い伝え(オイッ)の言葉どおり、その態度のあまりのふてぶてしさに、とうとう尋問官殿の堪忍袋の緒が切れてしまいました。

「おっ、おまえなんかなぁっ! おまえなんかなぁっ!!」

いきなり刀を抜いて振り回――などということはなく、小型の拳銃を取り出して目前の捕虜たちを次々と射殺してしまったのです。
バイオレンスの始まりでした。

     
  ●怒りのランボー

もうかまわねぇ、やっちまえーッ。

     

そんな隊長殿の行動が呼び水になったのか、周りにいた同志たちによって、関係のない捕虜たちも次々と射殺されてしまったのです。唯一この災禍を逃れられたのは、人民村の開拓に借り出されていた一部の者だけでした。

     
  ●ついでだついで

めんどくせーから、みんなヤッちまおうぜぇ。ヒマだしぃ。

「やぁ〜めぇ〜てぇ〜」

     
     
  ●遠慮はいらねぇ 

トドメをさすのも「ロシアンルーレット」ってぇ〜
でも、不発があるから怖いよね(苦笑)

     
     
  ●無事だった人たち 

人民村の農地開拓に労働奉仕しておりましたとさ。

「ゴハンまだかなぁ〜」

のどかですねぇ〜

     

「あれ・・・・」

間もなくして冷静になってみると、もう事態は後の祭りでした。大事な情報収集元は、総じて大地の肥やしと化してしまっていたのです。

− 死人にシナチク −

なんでメンマといわないんだろう――というのはどうでもよくて、いまだにわからない敵本部の情報を得るチャンスだったのに。失敗です。

「ま、いっか。終わっちまったもんは仕方ない。どーにかなるだろ」

ポリポリと頭をかきながらの開き直りです。いやぁ、これこそまさにここらしい(笑)

などと騒いでいるうちに、昼の自然休戦となったのでした。

続く・・・・

 

 

終 編

 

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