−−  序  前  −−

 

「今回はノムノムから参加したいなと思っているんだけど・・・・」

毎度お馴染みの季節がやってきました。で、これまた毎度おなじみのセリフが飛び出します。イベント前夜に行われているという「痴態」――もとい「醜態」――違った「宴会」に憧れて早幾年。何度同じ言葉を繰り返した事でしょう。
すでにバレバレの事ですが、我ら大の酒好きで、普段からも顔をあわせて無事でいられたためしはありません。自慢ではありませんが、いままでの参加においても二日酔いでなかった事はありません・・・・本当に自慢にもなりませんが(苦笑)

「行きたいよねぇ。いいんじゃない? 今回、天気も問題ないみたいだし」
「そうなんだけどね」

ノムノム初参戦。魅力的なことですが、ちょっとばかり不安があったのです。当日参加するのはノンベエだけではないのです。こいつ等はオットー(燃料、つまり酒の事です)さえあてがっておけば、後は勝手にまわりを巻き込んで楽しんでるんでかまわないんですが、遠方は蝦夷の大地からやってくる物好きなおのぼりさんと、真夜中に東京は魔道冥府からやってくる恥辱の大王が問題でした。二人は酒が飲めないのです。ま、強制連行してしまえばあとは野となれ山となれ。放置プレーで問題ウヤムヤとなるのですが、さすがによく知らない人たちの中では、それもちょっとばかりかわいそうかなとも思ったりもして。
加えて気になるのが、飲んだ後のこと。そう、入れば出るっていうヤツです。あの辺りはただの河川敷ですから、当然そんな設備はありません。知らないだけかもしれませんが、さすがにこればかりはお気軽お手軽に考えているわけにはいきませんからね。公然羞恥プレイが好きな方なら別ですが(苦笑)
ということで、いつものように前日宿泊地の妙典三角兵舎での宴とあいなったのです。が、今回は酒豪(別名たんなる大酒呑み)の某方が仕事の関係かなんかの都合で宴に参加しなかったのです。これは事件ですよ、金田一さんっ!! 彼のいない宴会など――別に問題なんじゃん。ただ、明日の運転手が決まったというだけの事じゃあ〜りませんか。飲み分も増えることだし。これは大ラッキーッ! もう遠慮はいらぬというわけです(爆笑)
ということで、持参した日本酒一升を二人で空けるという豪気な行為により、呑み助二人の記憶が途中で途切れてしまったのはいうまでも無い事態なのでした・・・・当然二日酔い記録も更新です(苦笑)

翌日、天気の方は今ひとつという状態でしたが、恐れていた雨だけは何とかなりそうな雲行きで一安心。時計を見ると、もう出発しないとまずい時間。慌てて散らかっていた宴会のゴミの中から区別がつきづらい荷物をかき分けだすと、急いで車に詰め込んで出発となったのでした。当然、呑んだくれていた二人は轟沈です(笑)
しかし、途中途中意識を取り戻してはバカな事をいっておりましたが、ここで問題が生じたのです。朝食をかっ込んでしばらくすると、心配していた件が現実のものとなりました。まぁ途中にコンビニやなにやらありますので、それほど大事にはならないだろうと思っておりました。
が、場所があるのと実際に使えるというのは別問題。行く先々でなぜか先客が占拠していて、使用する事ができなかったのです。緊急事態にまでは至っていなかったとはいえ、この状態で待つというのはあまりいいものではありません。時間も押してきていましたし。

「強行突入しかないかっ!?」

迫ってくる時間とヤバイ感覚のせめぎあいに、天岩戸のような扉に向かって考えます。でも止めとけ、そりゃ犯罪だ(爆笑)
そんなこんなでなんとか無事に空爆を済ませ、必要な買物を済ませたときには、すでに集合時間を30分以上過ぎたいたのです・・・・

「やっぺぇっ」

本来なら少々遠回りして比較的広い通りを通行するのですが、そんな余裕はありません。ショートカットをかまして気持ちだけでも時間を短縮です。ほんの数分ですが、朝の時間は貴重なんだと勝手にいい聞かせながら進んでいきます。
そうして集合地点へと着いたとたん、一同の口からこぼれる感嘆。

「おお、広い!?」

そうです。前回の台風一過後の状態とは比べ物になりませんでした。ちゃんと通路が二台すれ違える――感激ですぅ(笑) もう前は酷かったですし。まるでドイツ軍が遺走した後のカーンの街道のような状況でしたからね。同じように、立ち入ることさえできなかった米帝側の陣地でさえ、多少のゴミはあるもののなんら問題ない状態にまで回復していたのです。

―― これは大丈夫か ――

せつなそう思ってみたものの、くぼ地というくぼ地から見える反射に、一抹の不安を禁じえないのも事実でした。

―― まさか今回も ――

それは無いでしょうが、足元が悪いということだけは確定です。残る問題はその深さですか・・・・うん、考えない、考えないっと(笑)

しかし、いざ目前へと視線を戻してみれば、そこに見えている車の数と人影は、見渡す限り米帝傀儡軍一色でした。肝心な我々南越解放同盟軍の物はというと・・・・遙かかなたにポツンとあるばかりです。その数、片手でも余ってしまう状況って・・・・(涙) いいんだ、いいんだ。いつものことだから。観鈴ちん強い子っ!(謎)

     
  ●我らが南越開放同盟軍の駐車場

ハラショーッのひとことです。今回は特に・・・・(涙)

     

ま、ワケのわからないことはほっぽっといて、酒気も抜けきらずグダグダなまま準備をどうにかこうにか終わらせると、さっそく段即測定に挑戦――できませんでした。今回はなぜかシード制が導入されておりまして、経験者は難なく二回戦出場ができたのです。ま、一人だけ初参加しておりましたのできちんと測りましたけれど。

     
  ●いざ出発

嗚呼〜 堂々の輸送船〜(船じゃないけど 苦笑)
これから弾速測定です。元気さの裏に寂しさが漂うのは気のせい・・・・

     
     
  ●測定中

初参加の人のみということでしたが、人は初めてでも測っているエアガンは歴戦の勇士だったりします。

意味なくね(笑)

     

これもイベントの方向性から、考証バカは雨後の竹の子のごとくですが、パワー至上主義者がいないからできるんでしょうけどね。じゅなきゃ、あんなラストイベントなどできるわけがありません(苦笑) いいことです。
と、何の問題もなく終わったかと思ったその瞬間、まったく予想外のところからイエローカードが突きつけられてしまったのでした。

「あのー、解放軍ですよね? でしたらズボンの裾は外に出してください。あと全体的にだらしなくしてもらえると助かります」
「あ、はい・・・・」
「それと、これってブラックファティーグですよね。あまりにもまんまなんで、次回からはもう少しらしい感じにしていただければと思いますので、お願いします」
「・・・・」

そう、いままで参加してきたなかで、初めて服装で注意が入ってしまったのです。以前にもワークマン解放軍がありましたが、そのときは問題なかったんですがね(笑) 思考回路および行動が異次元人ヤプールなくせに、妙なとこだけ几帳面な魔道界士の性格が裏目に出たようです。それらしいカッコをしろっていってたのにねぇ。まったく(苦笑)

     
  ●教育的指導中につき

我らメンバー初の厳重注意です。さすがは冥府魔人。
そのまま矯正されればと思ったのは、私だけではないでしょう(笑)

     

まぁ、それ以外は特に問題もなく、開会式を迎えたのでした。

     
  ●開会式風景

もう見慣れた、手馴れたものです。

     

内容的にはいまでほぼ変わりなく、いまや名物となった寸劇を交えた笑いあふれるものでした。
ルール的には、毎回細かい変更・追加があるのですが、今回は復活方法が少し変りました。やられた後の待ち時間のじれったさが問題になっていたので、負傷・戦死者も復活するまでの間もゲームに参加できるようにするというものです。
ステージ(笑)では、ベトベト歌劇団(歌っちゃいませんが)による得意なショートコントで説明されておりました。
が、我々はただ笑っているばかりで内容なんか上の空。なぜなら、それは米帝傀儡軍側にのみ適用されるもので、われら南越解放同盟軍にはまさに
「そんなのカンケーねー」ですから。だからといってパンツ一枚で踊ったりはしませんが(笑)

     
  ●新ルール説明中

お馴染み寸劇での復活ルールー改定の説明です。
が、正直聞いていませんでした。だって僕ら北の住人なので(笑)

     

しかし、当初はどうなるかと心配だった人数も、このときまでにはいつもと同じ程度の戦力差にまで縮まって、どうにかカッコが付く状態となりました。でも、どうせなら南越解放同盟軍の方が多いと、史実的にも気分的にもいいのですけどね。装備揃えるのも簡単だし。米帝傀儡軍と違ってオリジナルなんてまず手に入らないから、代用・レプリカのオンパレードだしね(爆笑)

     
  ●闇マーケット

簡単な装備ならここでそろったりします。
ほとんど米帝傀儡軍物なのが残念ですが・・・・(苦笑)

     
     
  ●紅一杯

今回の米帝側には何人か女性(ホンモノ)の方が参加してました。
こんなかわいい看護兵さんなら、やられる甲斐もありますなぁ。

これだけは羨ましいぞ、米帝!! いいなぁ(笑)

     
     
  ●追悼

実戦で亡くなった方々への黙祷です。

しかし、これをスタッフの方が忘れそうになっていたというのは、名誉のためにも激しくナイショです (^^;

     

そうしているうちにも開会式も終わり、各陣営とも出撃準備をするべく出発陣地へと移動を開始したのでした。

     
  ●いよいよ出発

楽しそうに移動していきます。
が、フィールドの不安は消えません。大丈夫なんだろうなぁ・・・・

     
 

続く・・・・

 

 

序 後

 

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