−−  後  前  −−

 

一戦かまし終えて本部へと戻ってみると、けっこうな数の捕虜の姿があり、当然のごとく指導員長を筆頭に尋問という名のイジメが始まっておりました(笑) 散々いじり倒したらしく、座らされている米帝たちがかなりへこたれているのがわかりました。
と、不意に党指導員長がつぶやきました。

「なんだか疲れたな。そろそじゃないのか?」
「えーと」

いわれて時間を確認します。確かに最終攻撃の時間は近づいておりました。とはいってもまだまだ余裕はあったのですが。

「まあいいか。もう面倒になってきたから、こっちは終わらせとくか」

というが早いか、目前にいた米帝に向かって抜き撃ちの一撃をおみまいしてしまったのです。相変わらず極悪非道な(笑)

「後はまかせた」

と隊長殿に言い渡しての選手交代です。

     
  ●極悪非道

もうもう人の事はいえませんな。お互いさまで(笑)

     
     
  ●引き揚げ

後はほったらかし。いいのかそれで(笑)

     

本部周辺には、まだかなり捕虜の姿がありました。こうしている間にもなぜか増えていたりします。みんな好きだから(笑)

     
  ●連行

そんな現状おかまいなし。続々拉致される米帝捕虜。

     
     
  ●記念写真

こんなんしてる人達も(笑)

     

さあ、困ったのは隊長殿であります。いきなり交代といわれても・・・・何をどうしたらいいのか・・・・しかし、そんな事でへこたれるわけはありませんでした。すぐさま反応できたのはいうまでもありません。

「では改めて。ようこそ米帝の諸君。いやぁ〜先ほどは失礼した。ロシアの同志にいわれたんだが、あのルーレットはリボルバーでするそうだな。私も少しおかしいかなとは思ったんだが」

嘘をつきなさい、確信犯のクセに。それに、あの時脅した相手とは違うでしょう、この人たち(笑)

「という事で、今回はきちんと道具を用意したので、みなで楽しもうじゃないか」
「みんなって、やるのはオレらだけだろ」
「イベントというのは、我々ホストのためではなく、ゲストのためにあるのだよ。違うかい?」
「そうだけど・・・・」

もっともらしい言い逃れに、さすがの米帝どもも二の句が継げません。こういうワル知恵はさすがです(笑)

「では、委員長殿、お願いします」

と、ここまで引っぱときながら、さらに押しつけ戻したのです。この辺はもう阿吽の呼吸?(笑)
交代した指導員長は、嫌々なのがありありとわかる相手にむりやりパンパン鉄砲を押し付けます。こうして「正式ロシアンルーレット大会」が強引に開催されることとなったのでした。やらされる方はスゲー迷惑だよなぁ(笑) 

     
  ●最後の一服

になるのかどうか。
そこはかとなく緊張感と諦めがあるような(笑)

     
     
  ●開始

衆人環視の中、いよいよ始まりました。
さてさてどうなりますやら・・・・

     

しかしそんな事などお構いまし。要は我々が面白ければいいんですよ。何か矛盾しているような気もいたしますが、そこはそれ大人の事情ってヤツです(笑)

「わっかたよ。やるよ、やればいいんだろ」

四の五のいっても始まらないのがわかっているのか、ただ自棄になっただけなのか、こめかみに銃口を押し付けます。

「でも、やっぱりヤダなぁ・・・・」
「いいからいけっ、米帝の根性見せてみろ」

まるで『ディアハンター』の有名なシーンを彷彿させるような場面です。微妙に違ってますけど(笑)

カチン

意を決した米帝がトリガーを引きます。が、何事も起こりませんでした。とたんに起こる歓声と罵声。続けて二人目も成功しました。

     
  ●ひと〜り

無事成功(となるのか、この場合?)

     
     
  ●ふた〜り

ヤケ気味ながら乗り切りました。

     

「チッ・・・・よくやった。次だ、我々は君の誠意に期待する」
「ええっ、そんなの期待されても・・・・だけど、オレ必ず当たるんだよなぁ、こういうのだけ・・・・」

ここまで何もないと、さすがに面白くないし。そろそろネタの登場かと注目が集まる中、押し付けられた鉄砲を構えながら騒いでいます。だからといってカンベンしてもらえるわけもないのですが(笑)

「当たるよ。そんな気がする・・・・間違いないって。当たる、当たる――」

一応身構えてはいた物の、そのまま一気にトリガーを引く事まではできません。それが普通ですけどね(笑)

     
  ●さんに〜ん

この後にとんでもない事件が――

     

あああ――やっぱりヤダー!!

というと、いきなり銃口を我々の方へと向けてトリガーを引いたのです。

パンッ

みごとにBINGOです。しかもその先には、偶然なのか党指導員長の姿が。

よくやったな、米帝!

――じゃなくて、

よくやったな、米帝!!

でした。思わずホンネが・・・・(苦笑)

もちろん、我々も立場上、すぐさまたこ殴りな目に合わせたのはいうまでもありません。かなり手加減が入っていたようでしたけど(笑)

     
  ●爆笑

思いがけない事態に、一同大ウケ。
隊長殿、一応仕事してます、立場上という事で(笑)

     

しかし、その後は悲惨でした。弾を入れ替えたのはいいものの、面倒くさいということで――

パン、パン、パン

弾を調整するの止めてました。当然フルリロードです。もうルーレットなんかじゃないですよぉ〜(笑) 当たり前ですが、見事に総員玉砕して終わりましたとさ。

     
  ●よに〜ん

見事ヒット! そりゃそうだ(笑)

     
     
  ●その他残り

結果は当然、推して知るべし。
指導員長、致命傷は免れたようで復活。
弾を込めたのは――なのかな、やっぱり(笑)

     

しかし、同じ捕虜という立場にありながら、やはり本物の女性さんの扱いは違いました。雑な扱いでにネタにされているヤローどもを横目に、お茶をしながらの世間話。見事なまでのVIP待遇なのでした。さすが、いつの世も女子は恵まれますなぁ。いいなぁ、私もあっちに混ざりたかったです(爆笑)

     
  ●天国

狂乱なんて何のその。こちらは優雅にお茶の最中。

「あれ、なんかやってるよ」
「あ、おもしろそ〜」

     

かと思うと、その近くでは何やら怪しい取引が始まっていたようです。米帝捕虜の中の某下士官を中心に密談です。

「これは本隊にはナイショだよ。こちらの展開は――」

見覚えのあるアノ少尉でした。同志たちに米帝側の情報のリークです。接待が効いたかぁ(笑) それはともかく、いやぁいい仕事してますねぇ、今回も(爆笑)

     
  ●密談中

某少尉再登場。今回は毎度ネタかましてくれます(笑)

     

などと遊んでいるうちに、とうとう最終攻撃の時間となったのでした。

     
  ●新兵器登場

最終攻撃に向けて登場。
木製折りたたみ銃床――って、あるかそんなのっ!(爆笑)

     
 

続く・・・・

 

 

後 後

 

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