−− 後 前 −− |
一戦かまし終えて本部へと戻ってみると、けっこうな数の捕虜の姿があり、当然のごとく指導員長を筆頭に尋問という名のイジメが始まっておりました(笑) 散々いじり倒したらしく、座らされている米帝たちがかなりへこたれているのがわかりました。 「なんだか疲れたな。そろそじゃないのか?」 いわれて時間を確認します。確かに最終攻撃の時間は近づいておりました。とはいってもまだまだ余裕はあったのですが。 「まあいいか。もう面倒になってきたから、こっちは終わらせとくか」 というが早いか、目前にいた米帝に向かって抜き撃ちの一撃をおみまいしてしまったのです。相変わらず極悪非道な(笑) 「後はまかせた」 と隊長殿に言い渡しての選手交代です。
本部周辺には、まだかなり捕虜の姿がありました。こうしている間にもなぜか増えていたりします。みんな好きだから(笑)
さあ、困ったのは隊長殿であります。いきなり交代といわれても・・・・何をどうしたらいいのか・・・・しかし、そんな事でへこたれるわけはありませんでした。すぐさま反応できたのはいうまでもありません。 「では改めて。ようこそ米帝の諸君。いやぁ〜先ほどは失礼した。ロシアの同志にいわれたんだが、あのルーレットはリボルバーでするそうだな。私も少しおかしいかなとは思ったんだが」 嘘をつきなさい、確信犯のクセに。それに、あの時脅した相手とは違うでしょう、この人たち(笑) 「という事で、今回はきちんと道具を用意したので、みなで楽しもうじゃないか」 もっともらしい言い逃れに、さすがの米帝どもも二の句が継げません。こういうワル知恵はさすがです(笑) 「では、委員長殿、お願いします」 と、ここまで引っぱときながら、さらに押しつけ戻したのです。この辺はもう阿吽の呼吸?(笑)
しかしそんな事などお構いまし。要は我々が面白ければいいんですよ。何か矛盾しているような気もいたしますが、そこはそれ大人の事情ってヤツです(笑) 「わっかたよ。やるよ、やればいいんだろ」 四の五のいっても始まらないのがわかっているのか、ただ自棄になっただけなのか、こめかみに銃口を押し付けます。 「でも、やっぱりヤダなぁ・・・・」 まるで『ディアハンター』の有名なシーンを彷彿させるような場面です。微妙に違ってますけど(笑) カチン 意を決した米帝がトリガーを引きます。が、何事も起こりませんでした。とたんに起こる歓声と罵声。続けて二人目も成功しました。
「チッ・・・・よくやった。次だ、我々は君の誠意に期待する」 ここまで何もないと、さすがに面白くないし。そろそろネタの登場かと注目が集まる中、押し付けられた鉄砲を構えながら騒いでいます。だからといってカンベンしてもらえるわけもないのですが(笑) 「当たるよ。そんな気がする・・・・間違いないって。当たる、当たる――」 一応身構えてはいた物の、そのまま一気にトリガーを引く事まではできません。それが普通ですけどね(笑)
「あああ――やっぱりヤダー!!」 というと、いきなり銃口を我々の方へと向けてトリガーを引いたのです。 パンッ みごとにBINGOです。しかもその先には、偶然なのか党指導員長の姿が。 よくやったな、米帝! ――じゃなくて、 よくもやったな、米帝!! でした。思わずホンネが・・・・(苦笑) もちろん、我々も立場上、すぐさまたこ殴りな目に合わせたのはいうまでもありません。かなり手加減が入っていたようでしたけど(笑)
しかし、その後は悲惨でした。弾を入れ替えたのはいいものの、面倒くさいということで―― パン、パン、パン 弾を調整するの止めてました。当然フルリロードです。もうルーレットなんかじゃないですよぉ〜(笑) 当たり前ですが、見事に総員玉砕して終わりましたとさ。
しかし、同じ捕虜という立場にありながら、やはり本物の女性さんの扱いは違いました。雑な扱いでにネタにされているヤローどもを横目に、お茶をしながらの世間話。見事なまでのVIP待遇なのでした。さすが、いつの世も女子は恵まれますなぁ。いいなぁ、私もあっちに混ざりたかったです(爆笑)
かと思うと、その近くでは何やら怪しい取引が始まっていたようです。米帝捕虜の中の某下士官を中心に密談です。 「これは本隊にはナイショだよ。こちらの展開は――」 見覚えのあるアノ少尉でした。同志たちに米帝側の情報のリークです。接待が効いたかぁ(笑) それはともかく、いやぁいい仕事してますねぇ、今回も(爆笑)
などと遊んでいるうちに、とうとう最終攻撃の時間となったのでした。
続く・・・・ |
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