−−  序  後  −−

 

「そろそろ開会式を始めますので集まってくださーい」

主催者さまの合図に、ぞろぞろと集まってくる参加者たち。そして式は始まります。復活方法を中心とした簡単な説明です。ええ、それはもう本当に簡単で、何かというと端折ろうとするくらいですからね(笑) 何しろ最初の掛け声が、

「このイベント、初めての人いますかぁ〜?」

だもんね。本当に一人もいなかったらマジ説明飛ばすんだろうな(爆笑)

     
  ●開会式

いつもどおりの風景。
でも、主催者さまがトレードマークだったベレーじゃなかったので、最初わかりませんでした(笑)

     

続いて始まる名物の『メディックルール』の実演説明。
リアル志向の多少わかりづらい方法なので、実演付きなのはありがたい――はずなのですが、これが毎回ちと疑問。説明という名のショートコントに、参加者全員、説明そっちのけで腹を抱えている始末ですから。

     
  ●実演開始

この辺はまだまだ本気真剣モードでしたが・・・・

     

例えば、今回は部隊指揮官が負傷した場合に本部へ無線確認を取るという事のようですが、無線手まで口頭伝達を行うという実演で――

兵士A「隊長が撃たれたぁ!」
兵士B「隊長が
られたぁ!?」
兵士C「隊長が
られたぁ?」
無線手「本部、隊長がハラみました。指示願います」
本 部「・・・・」

オイオイ(苦笑) 万事こんな按配なんですからね。実際、役に立ってんだかどうなんだか・・・・(苦笑)

     
  ●最後はこうなる

ベトコンの攻撃を、なぜかウェーブで回避する一同。
それじゃ説明にならないと思うんですが(苦笑)

     

加えて今回はやたらと過剰な演技が多く、参加者の爆笑に輪をかけておりました。ここまでくると、もう完全にミリタリー集団ではなくて、コントグループになってきているような気がしますが――気のせいではありませんね、間違いなく(爆笑)

     
  ●主演男優賞

すべての始まりはこの方からです・・・・
ある種『ネ申』です(うちにとって 爆笑)

     

そんな笑いに包まれた説明も、最後に実戦で命を失われた方々に黙祷をささげて終了となりました。

後は、開戦準備のために出発拠点への移動開始です。

我々越南解放同盟勢力も自陣へと移動を開始します。いうまでもなく、先頭はツアーガイドと化した隊長殿であります。ベトコン旗も誇らしげに進んでいきました。後に続く我らが一行、どう見ても完全におのぼりさん一行の大行進。実際に場所を知らないのですから、その通りなんですけどね(笑)

     
  ●南越侵攻ツアー

隊長殿、今回はしっかりフラッグポール用意してました。
毎回枯れ枝ってのも寂しいですからねぇ。

     

とはいっても、今回は珍しいほどに足場がいいので、移動するのも非常に楽ちんです。多少の泥濘はあるものの、特に足を取られる事もなく、グングンと進んでいきました。目標のテントを目指して。

『前回の本部より下にあるから』

事前に場所を聞いていたのは隊長殿のみ。誰もその場所はおろか、どこにあるのかも知らないのです。とりあえずは後ろにくっついた金魚の糞で行くしかありません。
そうして進んでいく事しばし。前回の拠点となった地点に到着です。が、今回はここではないのです。もう一段低くなったフィールドにあるという話ですから。
「どうやって降りたらいいんだ?」
事前に聞かされていた言葉が隊長殿の口をつきます。

―― いつものルートだと足場が悪すぎて無理ですから、以前に使った所から回りこんで下さい ――

何事も無ければこのまま直滑降で済むのですが、その先には第二回目でも恐怖の的だった巨大な水溜りがあるという事です。しかもご丁寧に草でカモフラージュされていて、油断したら一巻の終わりだという事ですし。本来我々が仕掛けるようなトラップで我々がやられてしまってはいい笑いもの。まぁ、それはそれでいいネタにはなるんですけどね(笑)
という事で始まる迷走飛行。JAL某便もかくあるやという素晴しさで、目標のテントさえ見つからないまま右往左往したあげく、気が付けば米帝連合の本部目指してホーチミンルートを突き進んでいたのでありましたとさ。トホホ・・・・
そんな、ゲーム開始前の敵陣強襲というおもしろい事はさすがにマズイと、事態に気がついた一同、栗田艦隊よろしく謎でもない反転をかまして逃げ去ったのでした。

「あそこに見えるんだけどなぁ・・・・」

どうにか目標が見つかったものの、なんだか以前にも聞いた事があるようなセリフが飛び交います。あの時もやはり下り口が――というか、水溜りでどうにもならなかったんですよね。今回はたんに道がわからないんですけれどね(苦笑)
とか思ったときです。ひとつの意見が飛び出しました。

「この前の回り込みの道を使えばいいんじゃないかな?」

そうです。前回も酷い水溜りに悩まされていたのです。そのときの迂回路を使えば問題ないでしょう。頭いいじゃん、誰だか知らないけど・・・・あぁ、周りが愚民過ぎるんですね(笑)
方向が決れば後は進むのみ。古の記憶を頼りに行くものの、今度はその入口がわからないときたもんだぁ〜(自爆)がそこは得意の人海戦術。無事入口を見つける事ができ、どうにかこうにか集合地点へと到着する事ができたのでした。もちろん、我々以外のグループは初めから問題なく到着できていた事はナイショです(苦笑)

     
  ●出撃陣地

ここにたどり着くのが毎回大変なんです。なぜ?

     

そうやって全兵力が集結を完了すると、すぐに戦闘班の編成が始まりました。北ベトナム正規軍、ベトナム解放勢力、農民と――なんていうとかっこよく聞こえますが、たんに服の色と装備の有無だけで分けられていたのはいうまでもありません(笑)

     
  ●待機中

戦闘班の編成も終わり、出撃までの間歓談中。
緊張感の無さは仕様です(笑)

     


と、隊長殿がなにやら怪しげなビラを配り始めます。そこには≪指名手配≫の文字が。またですか隊長殿。前回見つからなかったのに、懲りませんねぇ(笑) しかし、これが今回意外な事になったのでいた。わからないものですね、やっぱり。

     
  ●手配書配布

誰彼かまわず熱く説いて回る隊長殿。
手配書は前に使った物の再利用。手書き追加の文字がいい味(笑)

     

続いて作戦行動会議が行われ、各派独自の攻撃を仕掛けるという結論に達したようでした。まぁ、早い話が勝手にやれって事ですね。いつもの事ですが(笑)

     
  ●会議中

一応作戦立ててます。が、まともにいった試しなし(苦笑)

     

しかし、このときの会議の後からなにやら隊長殿がブツブツといい続けていたのでした。

「オレは本当は『少尉』なのに、いつの間にか『中尉』に昇進してるんだよなぁ・・・・しかたないんだろうけど・・・・」

そうなのです。隊長殿の下に付いた副官がロシアの中尉なので、バランスをとる意味で知らない内にそうなったようなのです。正規軍の隊長になったのもそうだし、今回の限定昇進もそうだし、ほんとついてるんだかいないんだか(苦笑)

なんていう個人の思惑などおかまいなしに事態は進み、ついに開戦の時刻となったのでした。

 

続く・・・・

 

 

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