−−  中  後  −−

 

人民村を接収していた米帝傀儡軍を叩き潰して、満身創痍でも意気揚々と帰還する途中の我々を、別働隊の帝国主義者どもが待ち構えておりました。通路脇のブッシュ越しの不意打ちです。

     
  ●待ち伏せる米帝傀儡軍

ヒトの十八番を取らないように。人数多いんだからさ(笑)

     

しかし、そこは意気上がる我軍の事。全戦力を投入しての反撃開始です。まるで、米帝どもが得意としている物量による力技攻撃を見る思いでした。相手が少数だった事もあってか、たちまちのうちに壊乱してしまったのです。

     
  ●反撃する我らが人民軍

なんだか物凄い鹵獲品が・・・・ 迫力、マジはんぱねっす(笑)

     
  ●被弾した侵略軍と隊長殿

戦果の確認中でしょうか。わかりません。

     

うーん、強いぞオレたち(自画自賛 笑) つけ上がるときはとことんつけ上がります。調子に乗って追い回したかと思うと、被弾者に対して略奪のやりたい放題し放題。この辺りは先達のロ○ア軍直伝の技といえますでしょうか(苦笑)

     
  ●伝統の得意技「所持品解放」

倒した米帝をオモチャに大騒ぎ。

     

「ああ、1ドルだ。1ドル見つけた〜」
「こっちは2ドルだぞ。他には無いのか?」
「しかし米帝のクセにしけてるなぁ。給料日前なのか?」

余計なお世話です(笑) だったらポケットにしまわないっ(爆笑)

おまえたち、1ドル2ドルで騒ぐんじゃない。それでも栄えある人民軍兵士かっ!

放っておいたらいつまでも続きそうな様子に、隊長殿の呆れたような叱責が飛んで、そんな略奪劇は幕となりました。共産国家の田舎者には大事なんですけどね(笑)
道中のアクシデントもどうにかやり過ごして本部まで戻ってみると、こちらもアクシデントに見舞われておりました。

「向こうだ、向こうに行ったぞ」
「けっこう来てるな」

銃を手にした同志たちが右往左往していたのです。

「どうした?」
「敵襲です。けっこう人数います」

あいも変わらず襲われていたようです(苦笑) が、今度ばかりは違います。前線に出ていた一群が戻ってきましたので、ほぼ完全勢力といっていい状態だったのです。

「あそこだぁ〜 つっこめぇ〜!!」

誰だかわからない合図に促され、帰ってきた状況そのまま突撃です。もう本当に勢いだけでしたが(笑)

     
  ●防衛成功

侵入してきた特殊部隊を、我ら総がかりで一網打尽。
当然、他の所は誰もいない――(苦笑)

     

しかし、そんな勢いがよかったのか、特に苦労する事も無く相手を捕虜とする事ができたのでした。しかし、その人数のすごい事。出てくる出てくる。驚くやら呆れるやら。あのオニの政治指導員長をして、

「こんなに捕虜はいらない」

といわしめたほどです。うっわぁ、この一言に、なんだか末恐ろしい響きを感じたのは私だけではないでしょう、きっと(笑)
しかし、無事何事もなく全員しょっ引いて帰ると、恒例の捕虜虐待――もとい尋問となったのです。

     
  ●強制連行

あまりの多さにさすがにビックリ。でも、迫力は変らず(笑)

     

そのときでした。まるで見計らったかのように、米帝の無線機が鳴り出したのです。

『おまえたち、どこにいる・・・・いつものところか?』
イエッサァーーーー!!
・・・・まぁ、頑張ってこい

すでに米帝傀儡軍の本部も公認のようで。さすがは歴戦の勇士たち(爆笑)

     
  ●緊急連絡

状況確認がネタの始まりとは・・・・(苦笑)

     

「あー、いまの通信にいわれるまでもなく、毎度見知った顔のような気もするが、それはあくまでも気のせいとしておこう、オトナとして(笑)」

我らが同志たちに取り囲まれた中、一ヶ所に集められた捕虜たちへの、隊長殿の問いかけが始まります。

「それよりも、諸君等に確認したい事がある。作戦目的や構成部隊はもちろん、月々の小遣いの額にバナナはおやつかなどいろいろあるのだが、中でも一番に聞きたいのがこれだ」

と取り出したのは例の指名手配書。

     
  ●尋問

というか、まるでお説教喰らってる悪ガキの図(苦笑)

     

高々と掲げると、たたみかけます。

「お前たちの部隊のひとつ、第一歩兵師団にこいつ等がいるはずだ。知っているだろう? こいつらはどこにいる?」
「知らない。大体オレたちと部隊が違うじゃないか。そこまでわかるはず無いだろっ」
「なにをいうか、米帝皆兄弟。隣の火器はよく人喰う火器だというじゃないか。知らんわけは無いだろう。というか知っていろ、おまえには戦友愛というものが無いのか」
「ンな無茶苦茶な・・・・」

確かに(笑) なんだかいってる事も微妙だし(笑) しかし、我が陣営においてはこれが正義、世間一般的な判断は通用しないのです、恐ろしい事ですが(苦笑)
そんなもんだから言い訳なんて聞く耳持たず。米帝捕虜の抗議など、ポツダム宣言に対する日本政府のようにあっさり無視すると、ひたすらいいたい事だけをプッシュプッシュです(笑)

「よかろう、知らなくてもかまわん。どこにいるか答えろ」
「・・・・」

万事この調子。もうメチャクチャです(爆笑) 当然答えられるはずもなく、口篭っている事しかできない――はずでした。が、なぜかやりとりは続いていました。

「じゃぁ、あっち」

と、自軍の方角を示します。確かに間違いではないでしょう、フィールドに出ていないなら(笑)

「間違いないなぁ?」
「たぶん」
「・・・・」
「・・・・」

奇妙な沈黙が訪れました。なんともいえない空気が満ちていたのです。愛想笑いの捕虜たちに、微妙に引きつっている隊長殿の笑み。それは、次に起こるであろう事態を如実に物語っていたのです。

     
  ●昔懐かしいMK5(笑)

この直後、思った通りのいつもの展開に・・・・(笑)

     

「本当に知らないんだな?」
「だからいってるでしょ。アメリカ軍はいっぱいいるし、部隊以外まではわからないんだって」
「そーか、わかった」

というと、手にしていた手配書をしまいこんだ――かと思うと

なら、お前たちは必要ない。全員、死んでしまえっ!!

いきなり手にしていた鉄砲を乱射すると、捕虜たちを一人残らず片付けてしまったのでした。毎度おなじみの隊長殿ご乱心です(爆笑) 

     
  ●死屍累々――のはず(苦笑)

あ・・・・いてはいけない衣装が大写しに(笑)
隊長殿の尻馬に乗ってのウサ晴らしですね(笑)

     

そのとき、米帝の一人がひっくり返ったついでに、そのまま排水溝に頭から転がり落ちてしまったのはナイショです。
さらに、そのときの姿がまるっきりスケキヨに見えたなんていうのは、まったくもってナイショ事項です(爆笑)
からだ張ってるよなぁ、そんな気ないんだろうけど(笑)

「・・・・しょうがない、自力で探すか。よし、諸君、再出発だ」

ひととおり暴れ終わると、隊長殿は何事もなかったように作戦再開を宣言したのでした。

 

続く・・・・

 

 

後 前

 

戻 る

inserted by FC2 system