−− 序 前 −− |
世界的な大不況。仕事はもちろん、職さえ失う人が後を絶たないこの状況下、とてもこんな事をしている余裕などあるはずが無いのですが・・・・いいのでしょうか、こんな事してて(笑) しかし、いったい誰がこんな社会状況を予想できたのでしょうねぇ。 ――
なんて事があるわけもなく、世間様の不況は不況とまったくおかまいなし。むしろ休みが取れてラッキーといった感覚ですか。事実、私はそうでした(笑) という事で、いつもの通り友人の家に前日集合・打合せ(別名宴会ともいう)となりました。ただ、今回この友人は直前まで参加するかどうかハッキリしなかったので、前夜祭参加へのための準備がうまくできなかったのでした。自走ではなくなってしまったのが大きかったですね・・・・まぁ、そんな事はどうでもいいんですが(笑) そんなわけで、気が付いたら当日朝になっておりました。フィールドまでは概算で3時間程度ですから、午前中には出発しないといけません。半分酔い潰れている仲間をたたき起こすと目を擦りながらの出発です。 「大丈夫かなぁ。一応雨は明日の夕方かららしいけど」 確かに。今までも怪しい天候に見舞われた事は度々ありましたが、コンディションはともかくどうにか無事にくぐり向けてきたのです。前日までは天気が悪くてもどうにかなる――そんな妙な神通力に頼るしかないでしょうね、今回も。 「やばいよ、スーパーはおろかコンビにすら見つからないって」 妙に交通量のある国道ですから、進行方向反対の店に入るのは気が進まないのです。出るのが大変ですからね。 がぁ、ここでまた問題が発覚。目印の変電所まではたどり着けまし。しかし、その先のフィールドの入口がわからない。似たような景色が広がるばかりで、どこへ行ったらよいものやら・・・・もうちょっと目立つ看板なんかがあると思ったんですが、まったく無い。あっても目につかないのです。 「なんだぁ〜?」 不思議に思っていると、影は瞬く間に近づいてきました。そして、その姿を確認したときには、思わず涙がチョチョ切れる思いでした。現れたのは、銃架を積んだ軍用タイプの四輪駆動車だったのです。 「お仲間はっけーん!!」 もう一寸も疑う余地無いままに、ストーカー決定です。おかげで無事にたどり着く事ができました。ありがとう、誰だか知らない人達(笑)
会場に着いてみると、もういるわいるわ。思った以上の人出で、参加者のほとんどが来てしまっているのではないかと思ったほどです。いままでの現状を知らないのでなんですが、会場が変わっただけでこれほど違いが出るもんなんですね。まぁ、私自身もそんな一人なんですけどね(苦笑)
なにしろ駐車スペースのすぐ脇に巨大なテントがいくつもたっているんですから。なんだか違う場所に来たような感じでした。よくよく見てみるとキャンプできるスペースもあったりして、ちょっとしたアウトドア気分で参加できるんですね。次回。からはテントの用意が必要だな。今回は無いんだけど。
ま、人様の装備を羨ましがっていても仕方がないので、こちらはこちらで準備開始です。 「大丈夫ですよ。前日受付の方は印を付けとくので、明日またボッタくる事は無いです。クラブハノイじゃないんですから(爆笑)」 そっちはボッタくるんかい、やっぱり(笑) しかし、この言葉にも見事にトラップが仕掛けられていた事に、このときは気づきませんでした。気づかなかったといえば、今回の受付の案内がうまくされていなかったので、どうしたらいいかよくわからなかったという事は、合わせ技でナイショです(笑) 「ああ、前夜祭から参加するなんて、大変ですねぇ・・・・」 ホント、それはわかってます。いいんです、楽しければ。後の事は『考えません、書くまでは(苦笑)』
ひとしきりやっとく事を終わらせると、その足でさっそく出店の物色開始です。いままでは当日参加だったので、あまり見てまわる余裕が無かったのですが、今回はたっぷりと時間がありますから。その分予算はありませんけど――ま、これはいつもの事ですが(笑)
今回はメジャーどころの東京ファントムさんが来るというので楽しみにしていたんですが、なんだか都合が付かなくなってしまったそうで。ちょっと残念。
その頃にはもう辺りもだいぶ暗くなり、そろそろ時間かなと思ったときでした。アナウンスを兼ねて、非常に見覚えのある姿が駐車スペースを回ってきました。にこやかに色っぽいかもしれないシースルー姿は、正直にいうとあまりお近づきにはなりたくないかなぁ〜という気もする、アオザイブラザーズの片割れさんでした。 「そろそろ前夜祭始まるんで、しっかりデキあがってきてくださいね。もちろんクラブハノイで飲んでもらってネ」 なにやら意味ありげに笑いました 「安心して。うちは
明朗会計のぼったくりだから〜〜〜」 苦笑を浮かべ、立ち去るその姿を見送ったのでした。と、そのときです。 ポツ・・・・ 何かがホホに当たりました。気持ち冷たいような・・・・嫌な予感が・・・・あぁ!? まさに予感的中でした。今日は降るはずのなかった雨粒だったのです。とはいえ、この程度なら問題ないだろうと思っていると、そんな期待はすぐさま裏切られ、次第に激しさを増してきたのでありました。 でも、アメは嫌なんだよぉ〜 いろんな意味で(笑) 「はい、それでは間もなく前夜祭を始めます皆さん集まってください」 と、そんな連中の気を逸らすかのように、スピーカーから召集の声が響き、ついに前夜祭の始まりの時間となったのでした。 続く・・・・ |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||