−−  序  後  −−

 

「ハァ〜イ。レデース アンド ゼントルマン。いよいよお待ちかねのレビューの始まりだぜぇ。ノッてるかぁ〜い!!」

酔っ払い集団の狼藉を抑えるためのMPの警護の下、ついに前夜祭開始の時間となりました。

     
  ●会場直前

ワラワラと集まってくる一団。まだまだおとなしいです。

     
     
  ●警備するMPさんたち

やる気なさげな所が、なかなかに雰囲気がよかったです(笑)

     

しかも今回はおねーちゃんダンサー(本物)のオマケ付だ。ただでさえ熱狂ともいえないミョウチクリンなテンションの中、さらにボルテージが上がろうというものです。あまりの嬉しさに、天までが嬉し涙をチョチョ切らせてしまったほどです・・・・おまえさんは泣かなくていいんだって。いや、むしろ泣いてくれるなっ(笑)

     
  ●ステージ会場

司会者さんと名物(?)アオザイ兄弟。
ここまではごく平穏でした。

     


というわけで、日暮れ頃から降り出した雨は勢いを増したり弱めたり、まさに我々を弄んでいるかのようでした。が、台風の中でさえ呑み会をやっていたという既知外にとっては、この位の雨などほんのお湿り程度だったことでしょう。私には堪えましたけどね(笑)

で、司会者がそのままの勢いでステージを進めようとしたときでした。

チョーッと待ったぁぁぁ!! 今回、本物のアオザイ娘が何人かいただろう。コンテストだ。誰が一番似合うか、この場で決めようッ
「へ? 聞いてないんですが・・・・」
「おうさ、いま思いついたんだもんよ。
オレはねーちゃんが見たいんだ! いいから早くしろーっ!」

唐突のGOD降臨です。そのなかばというか、もうほとんど決定的にロレツの怪しい声に、聞こえない程度に文句を口にしながら、スタッフさんたちは慌てて走り出しました。まるで何かを恐れているかのように――触らぬ神にたたりなしといった所でしょう。さすがは慣れていらっしゃる(笑)

     
  ●GOD降臨

この方の登場が、狂想曲のはじまりでした・・・・(笑)

     


そうして、どうのかこうにかヤローどもの間に埋まっていたおねえちゃんたちを掘り出すと、本人の意向など聞く耳持たず、お供えよろしく舞台の上へと担ぎ上げたのでした。
困惑したのは本人たちです。まったく思ってもいなかった事態に、かわいそうなほどうろたえてしまっていました。

しかし、そんな事などおかまいなし。上機嫌なGODは司会者を押しのけてその場を仕切ります。

「さぁ、ヤローども。アオザイ祭の開催だ。誰が一番似合うか決めやがれぃ!!」

壇上には、年齢・性別バラエティーに富んだ五人の姿がありました。女性の方三名はもちろんですが、名物のアオザイ兄弟もおり、なぜか本物に対抗意識を燃やしていたのか、強い存在感をアピールしておりました。

「いいか、『かわいい』じゃなくて、あくまでも『似合う』だからな。そこんとこ間違えンなよぉ〜 それじゃぁ、エントリーナンバー1番の人からいってみよぉ〜!」

チラリと意味深長な視線を泳がすと、いつの間にか決めていたエントリーナンバー順にモデルターンを強要です。こちらはもう完全に自分のターン(苦笑)

     
  ●コンテスト参加者

兄弟以外ほぼ強制参加。
着ていたばっかりに、かわいそうにね(笑)

     


で、なかばムリムリな行為とはいえ、非常に手馴れた感じの人もいれば、不慣れさが初々しい人もおりました。アオザイ兄弟にいたっては、もう強烈なセックスアピールの応酬でした。さすがです。
観客もノリノリ。モデルに関係なく湧き上がる歓声。もう大騒ぎでした。

     
  ●観覧席

まだまだ余裕です。

     

「よーし、確認したなぁ。じゃぁ、誰が一番か拍手だ。まず一番――」

ノリノリにナンバーをコールしていくGOD。そのたび湧き上がる拍手と歓声。
しかし、所詮は酔っ払いと異常興奮状態の集団。そこに差がついているのかというと、やってる本人たちもわかってない。誰も彼もが大盛り上がりでおかまいなし。もう誰が一番なんだか・・・・(苦笑)

「わかった。彼女だな、いいな。決めちゃうぞ。オレの心も叫んでるからなぁ〜
 このロリコンどもがぁ〜〜!!
おおおおお〜〜〜

そうです。出場者の中で一番若くてかわいい方が指名(おいっ 笑)されたのでした。
結局はそこか、やっぱりそうだよな(爆笑) 

     
  ●表彰式

優勝は紫の服の方。自称豪華賞品に苦笑してました。
誰もが思っていた通りのデキ――いえ、結果に落ち着いたようです。

やっぱりかわいい子になるよな(爆笑)

     

ぶち上がった場の興奮も冷めないうちに、本職のダンサーさんによるレビューが始まりました。

     
 
     
●ダンサー登場

本物です、ホンモノ。もう女性というだけで会場興奮(笑)
カメラマン、さすがのローアングルです(笑)

     

気分は完全にプレイメイトを前にしたヤンキーそのもの。まぁ、中には違う国の人も混じっておりますが、そこはそれ同じ男という事で(意味不明 笑) 
が、そんな事など関係ナイナイ。勝手にボルテージは上がる一方。いつ箍が外れるのか心配になってくるほどでした。でも、さすがに『完全版』の事態に陥る事が無かったのは――当たり前の事ですか(爆笑)

     
  ●その結果

当然こうなりました(爆笑)

     

そうした狂乱が一段落すると、再びGODの降臨です。

「おまえら、騒いだら喉が渇いたんじゃないのか。渇いたよな? そこでだ、ビール早飲み競争をしたいと思う。限定10名、早い者勝ちだ。我こそはという勇者は登ってこいっ!」

最後までいい終わらないうちに、舞台へと殺到するバカども。タダ酒の一言に目の色を変えて、死に物狂いの狂態です。直前での妙なテンションも大きくかかわっていたのは間違いないですが(苦笑)
壇上へにじり上がったかと思うと引きずり下ろされ、誰もが我先にと上を目指します。その様はまるで蜘蛛の糸の地獄の亡者たちのよう。まさに阿鼻叫喚?(by アンゴル・モア)

     
  ●壇上の十勇士

といえばカッコいいですが、ただのノンベ&目立ちたがりです(笑)
でも、よく見ると8人しかいないような――気にしない気にしない(自爆)

     

「こら、おまえら落ち着け。群がるな。10人だ、先着順だぞ・・・・て、おまえ何人だ?

半分暴徒と化しつつある一群を御していた声に、妙な単語が混ざったのに気づきました。
不思議に思い、声のした方を見てみると、そこにはなにやら周りから浮いている物体がありました。その姿、非常に見覚えがあります。

「あれは、まさか!?」

どっからどう見ても北の物としか思えない制帽に緑茶色の軍服姿。そかも、その手には竹竿にくくり付けた青赤の生地に黄色い星の旗。この非常に特徴のあるいでたち――間違いありません。我らが隊長殿であります。今回、前日参加をするとは聞いていましたが、いままで姿が見えず気にしておりました。が、まさかこんな形で見かける事になろうとは・・・・(苦笑)

     
  ●隊長殿の勇姿

隊長いわく

『世界の道はハノイに通じ、オレの道は酒へと通ず』

しかし、そのカッコはどっちかというとロ●ア軍に見えますね(笑)

     

「よーし、全員の手に渡ったな。それじゃカウントダウン始めるぞ」

足元に、まるで空薬きょうのように積まれていた缶ビールを配り終えると、GODは嬉しそうにカウントを始めます。糸にすがり損ねた亡者どもの恨めしい視線をよそに、無事居場所を確保した隊長殿以下10名、いまや遅しと声の主を見つめながらプルトップに指をかけて身構えています。

3.2.1 Go−ーーー!!

合図と同時にビールにかぶりつく一同。まともに飲んでいる者もいれば、飲んでるのか被ってるのかわからない者まで、そりゃぁもう様々でした。半分ずつ脱落していき、ゲップが出るほど飲んだ頃に優勝者が決りました。当然、我らが隊長殿は初戦敗退です(笑)

     
  ●決勝風景――だったかな?

もう、ここまでくるのに何本飲んでるんだかね(笑)

     

「よーし、勝ち残った勇者には祝福のキッスのプレゼント。そてもツインの豪華版だぁ〜!!」
なんだってぇ〜!?

タダ酒にありつけなかったばかりか、そんな豪華特典など知る由も無い亡者どもから、当然のごとく大ブーイングが沸き起こります。が、そんな事などまったくおかまいなし。嫉みと羨望の眼差しの渦巻く中、表彰式(?)が行われたのでした。

     
  ●ごほーび

これはいいなぁ〜 羨ましい(爆笑)

     

もう収まらないのがその他大勢です。再び会場を覆いつくす不穏な雰囲気。酔っ払い連中だから性質悪いしね(苦笑)

騒ぐな。わかってる。オレは誰一人見捨てないぞぉ。それがマ○ンコ魂だ

なんか伏字の部分を飛ばしていたような気もいたしましたが、そこはオトナの事情という事で(爆笑)

「ここでセクシーダンサーセカンドステージだ。おらぁ、ノリ遅れたヤツは勝手に盛り上がれ〜!!」
おおっ!!

GODの正体不明なアナウンスと共に、セカンドステージ開始です。あまりこういうものを見慣れていない身には、会場がアレなんでアレですが、とても新鮮で楽しいです(笑)

     
  ●ダンサー再登場

ここの連中には目の毒です(笑)

     
     
  ●観ている人達

アオザイ兄弟の姿ももちろんあります(笑)
みんな初めの内はおとなしかったのですが・・・・

     

軍服姿の連中と、トラックの荷台でのあまりにも似つかわしくない妖艶な舞に、わけのわからなくなっている酔っ払いどもが、わけのわからないままに盛り上がります。もうナニがなんだか・・・・(苦笑)
しかし、気分的にはまさに前線基地への慰問団という感じがして、リアルと思えばいえるんじゃないかなと感じたりも(笑)

     
  ●すぐさまこんなチョーシ

手にしてるのが携帯電話、しかも「あおり」ってのがなんとも・・・・(苦笑)

     

さて、問題のニセヤンキー(一部現地人)どもは、最初のうちこそおとなしくしていましたが、やはり興奮してくると押さえがきかずに、群集心理の奇行からフィーバーフィーバー!! 写真はもちろん、勝手に壇上にまで乗り上げる始末。もう歓声を上げての大騒ぎです。本当に映画などで見る駐屯地の狂態の再現といった感じ。このときだけは米帝でいる方がいいような気がしてきますよ、ホント(笑)

     
  ●で、最終的に

こうなりましたとさ。まさにヤンキー(爆笑)

     

しかし、事態はそんな生易しいものでは収まりませんでした。この後はもう本当にメッチャクチッャ ――

 
 

でも、やはりそこは『オトナの事情』というヤツで 閑話休題 ・・・・(苦笑)

 
 

そうして、もはや収拾のつかなくなった前夜祭は、阿鼻叫喚のうちに異様な盛り上がりの元やっとこさ終わりました。楽しかったけど、なんだか疲れましたよ・・・・(苦笑)
そんな間違ったエネルギーにあてられたのか、気づいたら雨もいつしかやんでおりました。泥濘も少なくて、これなら明日は大丈夫そうです。

―― しかし、まだまだ夜は終わらなかったのでありました・・・・

続く・・・・

 

 

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