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「諸君の指揮官は誰だ!?」

陣地にたどり着くと、すぐさま尋問が始まりました。いつにない大人数の捕虜に、周囲を固める同志たちも、いつになく楽しんでIいるのがわかります。ニヤニヤとしながらはやし立てています。

     
  ●捕虜の米帝記念写真

負傷ではない大量の捕虜は珍しいでしょう。まさに驚き。

     

「おまえか!」

手近にいた者を捕まえます。困ったのはその相手。慌てて首を振りながら否定しました。

「し、知らない。オレはまだ入隊したばかりなんだ。他のやつに聞いてくれ。そうだ、コイツがいい!!」

コイツでいいって・・・・(苦笑) もう勝手に仲間を指差したりしてます。

「まてっ、ぼくも違う。この間までルイジアナで学生をしてた新兵なんだ。隊長は確かコイツだよ」
「違うって!! 勝手に決めんなよっ」

いつの間にか仲たがいを始めたりして(笑) このままほっといても面白いんですが、それでは話が進まないので止めておきましょう。

「まてまて。おまえたち、自分の部隊の指揮官がわからないはずないだろう?」
「いやぁ、それが物覚えが悪くってねぇ・・・・ホント困ってるんだよ」

さすが相手も慣れたもの。のらりくらりとかわしてきます。いやはやぶっトボケもここまでできればさすが(笑)
しかし、そうと笑っていられないもがこちらです。あまりのグダグダっぷりに、とうとうホンネが爆発。

「誰だっていいっ。何なら無理やり思い出させてやってもいいんだぞ!?

と、得意のパンパン鉄砲なんかをちらつかせます。

「ディアハンターって映画があったな。おまえ、やってみるか?」

そういうと、銃口をこめかみにあてがいました。確かアレはフルチャージでは行われていなかったと思うんですが・・・・そんな些細な事はネタの前に無意味な事は周知の事実(笑)
で、慌てたのは米帝達でした。

「ま、待ってくれ。オレはこの戦争には反対なんだ。アメリカは間違ってる。ベトナムは友人なんだ」
「・・・・だからどうした」

この状況でそんな事いわれても、誰も『はい、そうです』といえるわけないでしょうに(笑)

そんなときです。不意に叫び声が上がりました。

いたぞぉ〜!!

そんな掛声とともに一人の米帝が引きずられてきたのです。

「これを見ろっ」

その首元に巻いてあったタオルを外すと、その襟には戦闘服仕様の階級章が付いていたのです。それが何の位を表しているのかはわからなかったんですが・・・・ とにかく偉い人だという事だけはわかりました。もう決りです! (苦笑) 

     
  ●偉い人発見

奥のほうでやりとりしてます。
この辺りはもう解放勢力のやりたい放題(笑)

     

「その印は、おまえが指揮官で間違いないな?」
「あ、いや、これは違うんだ。さっき・・・・そう、さっきそこで貰ったんだ」
「もらったぁ?」
「それがダメなら、拾ったんでもいい」
「・・・・」

もういったい何をいっているんだかねぇ。メチャクチャです(笑)

「あぁ、もういい。尋問は中止だ。面倒だから、判決にしよう」

相変わらず、裁判なんて開廷した痕跡すらないのに判決です。もはやこれは伝統ですか(笑) 
とかいったところで、特に何も考えてはいなかったりするんですけども。まぁ、ここまでくれば後は勢いでって決っていますけど。

と、そこに一人の子供が連れてこられました。今日の朝に隊長殿から旗を強奪したあの勇者です。

「いいか、この子はお前らのせいで孤児になってしまったんだ。だから、お前らの処置はこの子に決めてもらう事にする。覚悟しておけよ」

といって、手にしていたパンパン鉄砲を握らせます。そして耳打ち。

『いいかい、合図したら一人ずつだかね。わかるね?』

子供は無言のままにうなずきます。オイオイ、それってちょっと違うんでないかい(笑)

そんな様子を様子をながめている同志はもちろん、捕虜になっている米帝達さえも、この後のパフォーマンスに何がしかの期待を抱いていた事でしょう。みんな好きだから(爆笑)

しかし、事態は予想もしなかった方向へと向かってしまったのでした。

「よし。いまから判決を伝える――って、あぁっ!?

そういって改めて振り返ったときでした。

パン パン パン パン パン パン パン

いきなりの発砲音です。そう、周りの大人の思惑などおかまいなしに、子供が楽しそうにありったけの弾を乱射してしまったのでした。オモチャを手にして待てという方が無理でしょう。わかるけどね(笑)

     
  ●その瞬間直前

まさにこの直後に悲(喜)劇が起こりました。
予測のつかない事が多くて苦労します、ホントに(苦笑)

     

「あーあ、やっちゃった。ま、仕方ないな。次いこ、次」

結果的には毎度お馴染みの事とはいえ、予想に反した結末に、ただただ苦笑いを浮かべるしかありませんでした。やるなこいつ(苦笑)

     
  ●その結果

その様子はなんだか「カチンの森」って感じが・・・・
隊長殿も途方にくれてます(笑)

     

終わっちまったものは仕方ない――と、我々は次の作戦へと行動を開始したのでありました。
いいんかいなこれで・・・・(苦笑)

     
  ●次の作戦――のわけがない(笑)

一部では米帝からの略奪行為も行われていたようです。
解放勢力には必須の行為でしけどね(笑)

     
 

続く・・・・

 

 

後 後

 

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