−− 結 後 −− |
「敵の攻勢で、南ベトナム軍の前線基地が陥落した模様。将軍も捕虜になったようです。救援――」 報告を最後まで聞くことなく、司令官は忌々しそうに立ち上がった。 我アメリカがここに軍事介入して早数年。初めはほんの数週間で片がつくはずだった。フランスが踏んだドジの、その尻拭いににやってきたのだ。北側の援助を受けているとはいえ、軍事的には火力も能力もこちらの方がはるかに上回っている。ジャングルに潜むグークなど、我国は太平洋で経験済みだからな。より強い力と経験で何の問題でもない――はずだった。 ベトコンの猛攻を受けているときなど、よく考える。 『 俺たちは何のためにここにいるんだろう―― なぜ、俺たちがこいつらのために死ぬんだろう―― 』 と・・・・ 「仕方ない、部下を集めろ。出撃だ」 時刻はもう夕方近く、日没も間もない。とてもじゃないが自殺行為だ。 「しかたあるまい。お偉いさんが捕まったんじゃ、ほっとく事はできないだろう。一応、同盟国なんだからな」 司令官は悟ったように微笑した。 同盟国――敵も見方も区別がつかないここの連中は、はたして本当にそうなのだろうか? 政治的問題なら政治家どもで方をつければいいんだ。そこに俺たちを巻き込まないでもらいたいと思う。 準備を終えて整列した兵隊たちの顔を見る。みな若い。こいつらも同じような事を考えているのだろうか? そんな事を考えていると、ふわりと身体が浮かび上がった。これでもう引き返せない。 もう考えるのを止めた。そんな事は意味が無くなった。重要なのは『いかに生き残るか――』ただそれだけなんだ。 まぁ、ここじゃ生きている方が地獄なのかもしれないんだが・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「まだだ。できるだけ引きつけろ」 通路に姿を現した米帝に対し、即時攻撃態勢をとって待ち構えます。 まず姿を現したのは、先ほど我陣地を脅かしていたあの特殊部隊の連中でした。本体突入前の道先案内といったところでしょうか。慎重に歩みを進めながら、得意の火力で押し込んできます。 敵は、ゆっくりと確実に近づいてきます。もうすぐ目の前――そう感じたときでした。 「撃てっ!!」 掛声と共に一斉射撃の開始です。
総員の撃ち出す何百発という攻撃の前には、さしもの特殊部隊もひとたまりもありませんでした。ほぼ玉砕の損害を出したのです。 そ
れが合図になったのか、後続の部隊も前進を開始し始めました。銃を撃ちまくりながらの突撃です。もちろんこちらも負けじと撃ち返し、米帝の中へと割り込んでいきました。双方入り乱れての大乱戦、これが最後とばかりのヤケクソを超えた総攻撃の開始でした。
しかし、それは気のせいではなかったのでした。所詮は多勢に無勢、火力の違いがあからさまでした。あっという間に打ち倒されてしまい、米帝どもの侵入を許してしまったのでした。これぞまさに予定調和(爆笑)
「○×△□死ねぇ〜!!」 体制が決し、米帝の残敵捜索が行われていたときです。いきなり物陰から飛び出すと、弾薬も尽き果てた銃を手に、敵の総大将に突っ込んでいった勇者がいたのでした。もちろん結末は考える必要もありません。大戦末期のカミカゼ攻撃そのものだったのですから。でも漢だったのは間違いありませんが(笑)
こうして捕虜も奪回されてしまい、最終決戦も終わりを告げました。完膚なきまでの玉砕、相変わらずの負け戦です。 ヒストリカルなら勝たせろってんだよぉ〜〜〜!! (笑) で、後は閉会式で消費期限切れのレーション争奪戦を終え、無事にイベントは終了です。
次回も楽しみです。もちろん前夜祭から参加しますよ。自殺行為なのはわかってるんだけどねぇ(^^: ★☆★ 今回のいい味大将 ★☆★ 前夜祭、ゲーム当日、それぞれでの発表ですよ。
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