−−  中  後  −−

 

「開会式の時間を繰り上げますので、受付・弾側がまだの方は、速やかにお願いします」

まるで国境沿いに設置されたスピーカーだといわんばかりのバカでかいボリュームの放送で起こされると、寝不足と二日酔いで朦朧としたままベースキャンプへとたどり着きます。
そこでは、すでに相方がのんびりと朝食を取っておりました。

清々しい顔をしやがって・・・・

と、思ったものの、結果はすべて自業自得なので何もいえません。スゴスゴとこちらも朝食にいたします。

と、すぐ脇に凄い物を発見。米軍の機銃陣地です。非常に凝った造りで、穴があったら入りたくなる習性から思わず飛び込みたくなりましたが、そこはじっと我慢の子。それにもまして、備え付けのM60に撃たれたい願望の方が押さえ切れませんでした(笑) しかし、ここはゲームフィールドではなくてセーフティだったので叶わぬ願いに終わりましたとさ、残念(苦笑)

     
  ●機銃陣地

かなり本格的です。
ここがフィールドでないのが本当に残念。

     

そうして無事に朝食を済ませると、今度は弾側です。が、ここはもうほとんどフリーパス。毎度参加してますから(笑)

そうして、開会式まで少し時間ができたので、出店ブースを冷やかして歩きます。

今回は、今までになく出店が多くて驚きました。事前に聞いていましたので、多少の軍資金は用意しておいたのですが、あまりの物量の前に役に立たず(苦笑) 
中でも一番悩んだのが中華MP44。中古とはいえ、破格のお友達価格で置いてあったのです。メーカーは本国当局の怒りを買ってお取り潰しになってしまったというだけに、もう手に入らないのが明白ですし。でも、このイベントで使えないのが・・・・旧ドイツ軍も好きなので問題はないのですが・・・・MP40なら飛びついたんですがねぇ・・・・諦めました。
いま激しく後悔してます(爆笑)
他にも装備品など売っていたのですが、ほとんどが米軍の物。北のものは少ない上、すでに持っている物が多かったのが残念です。しょうがないんでしょうね、これも・・・・

     
  ●お店とオマケ(笑)

出店していたお店のテントの一部です。
カメラを向けたとたん、なぜか湧いてくるMrキャンディー氏(笑)

     

そうしてブラついていると、なにやら珍しい物が目につきました。

「サイドカー?」

そうです。リペイントこそされていて綺麗でしたが、まごう事なき当時のオリジナル車両だという事でした。フレームの形からドイツの軍用ツェンダップタイプのように思ったのですが、相手は中国製。聞いてみると、ドイツのモデルをロシアがパクッて、それをさらに中国へ売却した代物だとか・・・・さすがです(笑)
とはいえ、さすがに経年劣化にはあがらえず、横浜方面から高速でも飛ばせずここまで約7時間かかったという事です。それって下道よりも遅くない? 無理ないんですけどね(苦笑)

     
  ●サイドカー

さすがの年代物です。でも迫力はさすがホンモノ。

     

なんて事をやっているうちに、ついに開会式が始まる時間となったのでした。

今回は、入場行進?なる物を行うという事で、各チームごとに分かれて待機です。
南側はいろいろと国や部隊での割り振りがあったようですが、こちら北側にはそんな物アリャしません。北ベトナム正規軍と南ベトナム解放戦線の二つしかありませんから。しかも正規軍はたったの7人ときたもんだ。こりゃぁかこつかないぜぇ〜(笑)
とはいえどうする事もできるわけがなく、ベトコンの指導部員という事でムリヤリ納得(笑)

そのときでした。ひょっこりとMrキャンディー氏が現れたのです。

「もしよかったら、開会式でネタにひとつ絡みません?」

思ったとおりネタへのお誘いでした。まぁ、何やら隊長殿と話し込んでおりましたが、どうせロクでもない事なのでしょう。結果はオイオイという事で。

「では、閉会式を始めます

今や定番となってしまった感のあるGOD氏の挨拶(笑)と共に、ついに開会式が始まりました。気持ちわかるけどねぇ(笑)
正装にドレスアップした人たちを前に、各部隊が順番に行進して行きます。米軍から始まり、南ベトナム、参戦各国を経て、ついに我らが北勢力、正規軍の順番となりました。

     
  ●開会式

ドレスアップした人を壇上に、その前に行進整列しました。

     
  ●南のどっか

旗もカッコもかっこいいです。

     

一世一代の晴れ舞台。

まさに、わが子を追いかけるパパママの心境でカメラを構えたその瞬間でした。聞き覚えのあるメロディーが鳴り響いたのです。一瞬なんだかわからなかったのですが、自分の携帯だと気づきました。

「こんなときに・・・・」

見ると、今日参加できなかったメンバーからのものでした。くぅぅぅ、こんなタイミングでイヤガラセしてくるかぁ〜 さすがはうちのメンバーです(苦笑) 思わず応答してしまったものの、相手はすぐに切りやがりました。完全なピンポンダッシュ携帯版です。おかげで写真、うまく撮れませんでした・・・・(涙)

     
  ●我らが北正規軍

このチープさが信条です(笑)
先の南とは大違い(爆笑)

     

開会式自体はいつものごとく、特に問題なく進んでいきました。が、そこはやはりただでは済まないのがここです。先ほどの密談の件もありましたし――やはり、ルール説明の被弾したときの寸劇で仕掛けられました。

隊長が撃たれたぁ〜 人工呼吸開始!!

人工呼吸? そんなルールどこにもありませんが・・・・不思議に思う間もなく、Mrキャンディー氏の合図と同時に被弾役の人が部隊員に抱えあげられると、一人が寝そべって構えたその上で上下に激しく揺さぶられたのでした。人工呼吸をするのに、される方を動かすのって・・・・できるわけないっての!(爆笑) 

     
  ●人工呼吸の様子

怪我人の方が強引に動かされてます。辛そうです(笑)
誰もやんないヨ、そんな事(爆笑)

     

「聞いてないよぉ・・・・」

これにはやられている本人もビックリですよ。しかもうちら関係なかったし(爆笑) 

という今回の大ネタで、開会式も無事に(?)終了いたしました。

     
  ●大御所登場

イベント主宰の大先輩、サムズミリタリヤ社長の挨拶。
とっても気のいいおじさんといった感じでした。

さすがのGOD氏も神妙な面持ち。笑えます(笑)

     

続いて部隊編成と陣地移動です。ま、こちら側はいつもの通り北正規軍と解放軍2部隊に別けられただけですけど(笑)
ただ、今回は出撃地点が違っておりました。イベントタイトルにもあるとおり、敵拠点”キャンプサボイ”からの出撃になるのです。夢にまで見た拠点からの侵攻、いったいどうなるのでしょうか――期待にワクワクしながら移動です。

     
  ●部隊別け

解放軍編成中。
何やら見覚えのある姿がありますが・・・・(苦笑)

     
 

続く・・・・

 

 

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