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党指導員の合図とともに、我々の拠点となる場所への移動が始まりました。

今回は、拠点であるキャンプサボイを不法占拠している国家テロ○ストの米帝傀儡軍を、我々が攻撃殲滅するといういつもどおりのシナリオでありました(笑) しかし、今回は今までとは違います。なぜなら、米帝との戦力比がほとんど無いのですから。こうなると、ノリと勢いに強い我々の方が俄然有利といえるからです。これで歴史に追いついたなという感じがします。まぁ、それというのも、ゲームの性質上復活ルールが超優遇されているからというのは国家機密並みにナイショですが(爆笑)

しかし、我々の拠点は遠かった・・・・これまでにも何度となく体験している場所だというのに。ま、フィールドの反対側なんだから、理屈はどうでも遠いものは遠いということですね。ただでさえ起伏の多い場所だというのに、相変らずアポロンに魅入られているこのイベント、当日の天気だけは問題が無いんですからねぇ――
陽が照りつけ始めるともう大変。たちまちのうちに気分は東南アジア。蒸すこと半端なし。気分的にはまさにベトナムといった感じだったのです。もっとも、一番の大敵はゴーグルの曇りだったのですが(笑)

     
  ●移動中

まいどお馴染み北ベトツアー状態(笑)
遠かったよぉ〜 わかってたけど。

     

我々の拠点となった場所――通称・白い椅子――といえばカッコはいいのですが、実際はただの奥まった道端に過ぎなかったのです。そこに我々人民正規軍と、解放勢力はどっかのウンコ部隊(覚えていないので鶏糞(仮)としておきます)が一緒に集結していたのでした。クロンボ解放軍の他のウンコ二部隊は、党指導員長の指示で、どっかその辺に撒かれていたらしく消息不明(笑)でしたから。

     
  ●出撃陣地

ほんとただの道端の広い場所。

     

しかし、そこでふと思ったのですが、ウンコ三部隊を束ねる党指導部は、さしずめ『肥溜め』という事になるのではないでしょうか? 

いまの人は知らないだろうけど、昔は畑のすぐ近くの外れにあって、とても見分けがつきにくい物が多くて、万が一足を踏み外すと――(以下自主規制 笑)

そうしたら、本部の無線呼出暗号暗号が『落ちると大変』で、解放軍部隊が『踏むと大変 ○○』となったりして。だったら笑えるけどなぁ・・・・絶対ないな(笑)

でも『堕ちると大変』は、あながち間違いではない気もいたしますけどね(字が違う? 笑)

なんてタワゴトはこのくらいにして、前日の乱行がたたっている一同の足取りはいつにもまして鈍く、目的地に着いた頃にはもはや全員疲労困憊状態だったのでした。日頃の運動不足も効いてますねぇ・・・・(苦笑)
しかし、そんな疲れなど吹き飛ばしてしまう二つの新兵器が我々にはあったのです。

ひとつめは、若干スケールダウンされているとはいえ、総ヒノキ造りならぬスチール筐体製は迫力満点、重量満点な50口径ブローニング重機関銃であります。公称2/3スケールとはいっても、そんな代物ですから、その迫力たるや半端ありません。ただ、その微妙なスケールを聞いて、昔に某メーカーの出していたジュニアシリーズというモデルガンを思い出してしまった私は、やっぱりオヤジでしょうか? はい、オヤジです、スミマセン(苦笑)
当然一人で持ち運べるわけもなく、人力で分解運搬しているその様は、まさに日本軍。こうなったら洞窟に立て籠もって戦闘機を撃ち落してみるか? 国も銃も設定も違うけどねぇ(笑)

     
  ●秘密兵器

米帝から鹵獲したM2重機関銃。
でも、換算口径は約9mm(笑)

     

で、もうひとつの方はというと、我々北側勢力最大のパトロンは中国から押しかけてきた特命軍事顧問の珍・宝光同志でありました。一応、非参戦国の人なので目立つのはマズイはずなのですが、そんなのハナからブッちぎり。これは新兵器というよりもまさに”チン”兵器といった方があらゆる意味で正しいと思えますが・・・・どうなんでしょう・・・・ね。
ま、その予感はすぐに立証されましたけれど・・・・(苦笑)

     
  ●チン兵器

まさに字のごとく。あえていうなら『最凶』かも(苦笑)

     

ともかく、前者の存在だけでも百人力。しかも今回は人数比がほぼ互角。信じられないような状況です。これぞまさに好機。

負けられません、勝つまでは!!

出撃準備に余念しかない中、無線を通じて他の同志解放戦線部隊の状況が流れてきます。

「こちら馬糞(仮) 展開完了」
「牛糞(仮) 配置に着きました」

普通なら何の事はない事務通信なのですが、名称が名称なだけに何やら別の意味さえ勘ぐってしまいそうです。事実、その名称が聞こえるたびに、部隊内からクスクスと笑い声が起こっていたくらいです。ま、仕方ありませんけどね。
こちらの展開が終わった頃になっても、相変らず米帝傀儡軍の動きはなかったのです。いつもの事ながらチキンな連中です。斥候部隊からの連絡を待つしかありません。

そうして待つ事しばし。ついに待望の連絡が入ったのでありました。

 

続く・・・・

 

 

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