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「小物ばかり相手にしててもらちがあかない。よって、一気に敵の本陣攻略に向かう」 本部からのムチャな指令を受け取った党指導員長は、真顔で宣言します。いつもの事なので別段驚くには値しないのですが、その口元に微妙な笑みが浮かんでいたのは禁則事項です(笑) そんな事はともかく、ちまちまと相手を待っての戦いは性に合わない我々に異存などあるわけがありません。すぐさま何も考えずに突入を試みます。 しかし、今回はちょっとだけ違います。なぜならこちらにはあの新兵器――チンではない方(あるいみこちらも最凶ですが
苦笑)――がありますから。圧倒的ともいえる米帝傀儡軍の攻撃にも対抗しうるそれとは、そうあのM2重機関銃です。 バシュ バシュ バシュ! ものすごい敵の反撃を受けたのです。敵陣の真正面にいるんですから当たり前っちゃ当たり前なんですが。その火力は相変らず物凄いものがあり、我々はその場に釘付けどころか、後退を余儀なくされていたのです。しかし、そこでこいつが大活躍。M60をも凌駕する発射測度にものをいわせ、接近する敵を射すくめる事ができたのです。
もっとも、こちらも進めない事には変わりがないんですが(苦笑) 「やっぱりカッコいいなぁ・・・・」 いろいろ言いたい放題いっていたものの、実際に撃つシーンを目の当りにすると、さすがに気なってきたようでした。確かにカッコいいよねぇ。 「よーし、いまだっ。突っ込むぞ!!」 敵は射すくめられていると(思った)隊長殿が、かけ声と共にとび出したのでした。 敵の拠点何するものぞ! だが、ここでひとつ大きな間違いを犯していたことに気がつかなかったのです。そう、我ら全員が一斉に突撃をかけるということは、有効抑止力である重機の援護が無くなるということなのでした。 でも、そんなのかんけーねー 勢いだけで行動している我々ですからね(笑)
「あいつら、どこいったんだ?」 予想外の結果に思わず呆然としてしまう我ら。あまりにもイケイケな我が軍の勢いに恐れをなしたのか、陣地を放棄し敗走してしまったようです。情けな〜(笑) 「とったど〜!」 わき上がる歓声。 「くるならこいやぁ〜おらぁ〜」 どこぞのヤンキー兄ちゃん(ヤンキーであってヤクザではないです 苦笑)のような挑発をおこないますが、相手は微動だにいたしません。そんなにビビッてるんか? わかっている事ですが、しょうもない連中(苦笑)
そんなこんなで、お互い有効射程外で対峙したまま、状況は膠着してしまっていました。敵さんは、我々の挑発アジテーションにも耳を貸さず、ひたすら隠れているばかり。このチキンどもが!! そんなときでした。隊長殿のもはや意味不明な挑発に被って、別の罵声が聞こえてきたのです。 「こらぁ、クソ米帝が。男なら根性見せてみろってんだ!」 思わず顔を見合わせます。が、そんな事をするような輩は他にはおりません。チン同志とも違います。という事は―― 神 降 臨 !? その後も天の声は響き続けました。 「いつまでも隠れてるってんなら、こっちから行くぞぉ?」 おいおい、なんだかおかしな事になってるよ・・・・誰もそんな事いってないし(苦笑) しかし、このままでは何の進展もないのも間違いなし。だったらやっぱり行くしかないのかぁ〜? 「よっしゃぁ! しかたない、行くぞぉ〜 ラッパ吹け、ラッパ!!」 天の声に、気を良くしたのかそれともおかしくなったのか(元からという話はあえて黙殺(笑))、隊長殿が叫びました。 「カッコよく頼むぞ!!」 ラッパ手に合図を送ります。間髪いれず鳴り響く突撃ラッパ。 ボヘェ〜〜〜 やっぱりジャイアンの歌でした・・・・(笑)
―― エリア51の七面鳥撃ち ―― 瞬く間もなく返り討ちにあったのでありました。銃を構えてる目の前に飛び込んでくんだから、当然っちゃ当然です(笑)
こうして第一次キャンプサボイ強襲作戦は無事(?)に終了したのでありました・・・・とさ トホホ(苦笑) 続く・・・・ |
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