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「グッドモーニング・ベトナムゥ〜!!」 「うわぁっ!?」 ゲーム当日の朝、これまたお馴染みとなった大音響のモーニングコールが響きわたります。その音響たるや、主催者自身が 『うるせーなっ』 といっている程ですから・・・・(だったらやらなきゃいいのに 爆笑)
時刻は午前6時。一般的にはまだまだ早すぎるくらいの時間ですが、いろいろな準備の事などを考えるといい頃合でしょうか。しかし、この心臓に悪いおこし方は考えて欲しい気がします(苦笑) 十月初旬。まだ秋口とはいえその涼しさといったら半端ありません。もう涼しいという次元などとっくに超越していて、今すぐにでも凍死してしまうんではないかと思えてしまうくらいです。当然、テントで寝ていたとはいっても、防寒装備がいいかげんだったので、例えおこされなくてもこれ以上寝ている事なんかできませんでしたが(笑) ―― しばし休憩 ―― そうして温かい物を口にして落ち着いた頃には、すでに開会式も始まろうという時間となっておりました。 「それではみなさん、トラックの前に集まってください」 開会式を始める旨のアナウンスが流れました。合図と同時に、ゾロゾロと湧き出るように装備に身を固めたアブナ――いやいや、オカシ――違う違う、スキモノな兵たちが現れたのでした。
今回も、各参加師団ごとにの入場となります。延々と続く南陣営の行進の合間を縫うように、我らが北側の一団も行進してゆきます。が、その規模たるやあいも変わらずショッパイままなのですけれどね(苦笑)
そうして総員の整列が終わると、ついに開会式が始まったのです。そこには、さすがにあの毒ネズミの姿はなく、緑色の怪しい人影があるばかりでした。
開会式の内容は、いまさらなんだという事もない事なので、あえて省略(笑) ただ、お馴染みのルール説明の寸劇にいつものキレが無かったのが気になったくらいです。まぁ、確認したら、メンバーがいつもの顔ぶれではなかったようなので、それはそれで仕方の無い事だったのでしょうね。もっとも、素であんな事ができるのは、ここのメンバー以外ないと思いますけど(笑)
そうしていつもどおりのおざなりなルール説明が終わると、さっそくゲームの準備開始です。
我々北側陣営は、南側と違って非常に簡単で『北正規軍』と『解放戦線』の括りしかありません。まぁ、その括りすら非常に怪しいものではあるんですけれども(笑) ともかく、部隊編成の開始です。相変らず人数比が非常に少ない共産軍ですので、正規軍と解放軍3部隊といういつも通りの編成となりました。しかも各部隊10人前後という布陣です(苦笑)
「部隊名ですが、どうしましょうか?」 これといった案が出てくることはマレです。したがって決った名称はというと―― 「前と同じでいいんじゃない?」 決りました。考えるのがめんどくさい&常連が多いという事で、前回使用した名称をそのまま使う事となったのでした。という事は「馬フン」「鶏フン」「牛フン」というアレですね。やはりこんなセンスがお似合いです(爆笑)
「よし、準備ができたら移動しましょう」 とそのときでした。不意にちょっと待ったコールがかかったのです。 「その前に紹介したい人がいるんだけど」 そういってみんなに紹介されたのが、なんとビックリ。本物の元ベトナム軍兵士だったという人でした。当然ですが戦中派ではありませんが(笑) とはいっても、本物なのは変わりません。中々興味のある話が聞けました。 「じゃぁ、ゲーム中の安全を祈って、ベトナム式のお祈りをしてから行きましょう」 ということになって、祭壇の代用の半切りドラムカンにてお祈りです。慣れていない事なので、もう状況はメロメロでしたけどね。これはこれで気分的にはいいものですねぇ。
という事で、我々の士気も高く(本当か? 笑)陣地へ向けて移動となったのでした。いよいよ始まりです。
続く・・・・ |
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