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昼休戦も終わり、午後の作戦開始です。 「南の悪いヤツを捕獲しろ」 作戦本部からの指令がでました。南の悪いヤツ――といったら一人しかいません。そう、南ベの大将、チ大佐です。その容姿は、どう見ても某ウ○マ氏としか見えない老将なのですが、やっぱり見た目のままとてつもなく悪いヤツなのでした(笑) 本物の南の高官たちを彷彿――いえ、まさにそのもといった方がいいでしょうね。ホンモノ知らないけど(笑)
とにかく、敵の大将を拉・・・・じゃなく、わが陣営に無断御招待しようということです。 「情報では、何でもカルビ村に入っているという事だ。急襲して丁重にお連れするんだ」 途中、米軍の抵抗を注意しながら進みます。が、意に反して何の抵抗も受けることなく目的地へとたどり着くことができたのでした。うーん、やっぱりそうなのかぁ(笑)
で、村の中を見てみると――遊んでました。そこはまるで別世界というように(笑) 周囲には護っているはずの兵隊の姿すらありません。一緒になって遊んでましたから(苦笑) 「よーし、動くな!!」 周りに米軍が展開していない事を確認すると、一気に中へ踏み込み、問答無用で身柄を確保いたします。
まぁ、チ大佐だけをとッ捕まえればよかったんですが、そこはついでという事で一緒にいた少数の取り巻き立ちも道連れです。そのまま自軍人地へと連行です。
で、連れてきたのはいいものの、こっから先どうするの化という事が決ってません。うーん、とりあえずは尋問か?
「とりあえず、米軍の情報を吐いてもらおうか」 隊長殿お得意の尋問を開始したものの、当の本人は相変らずで、 「コラァ〜 クソ米軍、 早くオレを助けにこぉ〜い!!」 騒ぎまくるは暴れまくるはもう大変。まずこちらのいうことなんか聞きやしません。これもいつもの事ですが(笑) 「おらぁ、早く答えんかいッ!」 ここだったら、トンキン湾に沈めるよりも、トネリバーに流した方が早いと思います・・・・なんて、なんだかどっかの頂上作戦のような様相を見せたりもしていましたが、相手も似たような者なのでわけわからない状況となってしまっていりましたとさ。 「あぁ、もうラチあかん。こいつはほっといて、奪還にくるはずの米軍をたたくぞ」 どこにでも厄介者っていますからねぇ・・・・(苦笑) 「敵襲ー!!」 なんて遊んでいるうちに、すぐ間近まで敵が迫ってきてしまっていたのでありました。それも 「撃てぇ〜 撃ち返せぇ〜」 慌てて応戦を開始いたしますが、なんといっても物量の差はいかんともしがたいものがあります。十字砲火に近い攻撃に悲鳴を上げたのは我々ばかりではありません。 「やめろぉ〜 俺に当たるだろ〜 撃つんじゃねぇ〜〜〜」 流れ弾を避けようと、ジタバタしながら大騒ぎです。まったく・・・・ねぇ(苦笑) 逃げたいのはこちらも同じですが、逃げ道なんてアリャしません。こうなりゃもうやるっきゃナイト!! 「アメリカノミナサン、コイゲキ ヤメテクダサイ。ヒトジチ タイヘンニナリマスヨ」 人質から一人引っ張り出すと、先に歩かせて米軍を牽制します。
人命尊重を理念に掲げるアメリカマリンコ(なんか・・・・苦笑)ならば、何らかの反応を見せるはず――なのですが、結果は無言のまま撃ち返されてしまいましたとさ。男じゃやっぱそうくるよな(笑)
となれば、やっぱりこの人出すしかないよね。 「嫌だぁ、やめろぉ〜 当たると痛いだろうがぁ〜〜」 「うるせぇ。おとなしくいう事を聞け!」 往生際の悪いチ大佐を先頭に再度交渉開始です。 「アメリカ兵の諸君。後退しなければこの大佐の命はないぞ。いいのか?」 ・・・・それって、交渉っていわない・・・・(苦笑)
チ大佐は変わらず大騒ぎしています。さすがに重要人物という事もあるのか、最初のうちはおとなしかったのですが・・・・ 「行きがけの駄賃だ。ついでにやっちまえ!」 「うわぁ・・・・人望ねぇ〜〜」 わかってた事とはいえ、まさに第二次大戦のドイツとイタリアのような関係なんですねぇ・・・・(苦笑)
続く・・・・ |
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