−−  後  前  −−

 

「隊長殿、大変であります」
「どうした?」
「銃を、先ほどの戦場に置き忘れてしまったようであります」
ばかもーん!! きさまっ、陛下より賜りし大切な銃をなんと心得る。歯を喰いしばれっ!!

ビビビビと往復平手打ち――て、おい、国が違うぞ(苦笑) 

まぁ、ネタはともかく置いといて、ドサクサに紛れて銃を置いてきてしまったのは事実のようでした。しかし、そんな置き忘れられるもんなんでしょうか、AK−47なんて(笑)

「ちょうどいい。銃を探しがてら、敵にちょっかいを出しに行くぞ」

いやいや、敵を叩きながら銃を回収するの間違いなのではないでしょうか? 我々の場合、どちらでも間違いではないんですけどね(苦笑) 
置き忘れた場所というのが、ちょうど都合のいいことにカルビ村近辺だという事。今日の一大激戦地ですから、一度といわず出向くでしょうし、そのうち見つかるでしょう(笑)
ともかくカルビ村を通過してそのままキャンプサボイに攻め込む手はずが決められました。まぁ、あくまでも予定の決定であってそうなるとは限らないのですが(苦笑)

ま、いかなる作戦・理由があろうとも、ノリと勢いだけで行動する事には変わらないんですけどね(笑) 今回もゾロゾロと徒党を組んで元気一杯に進んで行きます。が、これまたあっけなく最初の目的地、カルビ村までたどり着く事ができたのでした。

     
  ●移動開始

緊張感が無いのはいつもの事(笑)

     

村を見てみると、南ベ部隊の一団が、自国の戦争なのにも関わらずまったく知らん振りを決め込んで、何やら小ネタ芝居を繰り広げ楽しんでいたのでありました。おいおい、それってヘタリアのイタリア並みにアレじゃないかぁ・・・・ま、ほっとこか(苦笑)

     
  ●南ベ・・・・のはず?(苦笑)

あまりに予想外の行動で、写真を撮るの忘れました・・・・(苦笑)

     

何かイケナイモノを見た大人の対応よろしく素通りしようとしたときでした。

「おぉい、これ、おまえたちのじゃないのか?」

と、森の熊さんよろしく我々を追いかけてきたのでした。見ると、手にはAKを握っています。

「あっ!?」

思い出しました。確かこれを探しにきていたはずです。忘れた本人以外の全員が完全にスルーしていましたとさ(笑)

「おお、さすがは同胞。ありがとう」

と受け取ろうとしたのですが――

「銃は5000USドル、弾は一発1USドルね。ドンはダメよ。ピアストルなんて論外よ」

おいおい、拾ったモノを持ち主に売りつけるなんてさすが南ベ(苦笑) それ以外にも突っ込みたい事は山ほどあるのですが、ここは黙ってホールドアップ。
武力にモノをいわせて取り返しましたとさ。商売に失敗した南ベ兵は、腹いせに手榴弾を投げつけようとピンを抜いたものの落としてしまい、あえなく
自分へ自爆テロ。さすがです(爆笑)

     
  ●テロ現場

「あ、あれぇ〜」
ものの見事に思惑外れて大失敗(笑)

     

なんてオバカを相手にしていると気づきました。南ベがここにいるという事は、後は全部米軍だという事です。勝てるのかぁ・・・・

ま、後は地となれ華となれ (誤字ではない 笑)

回収した新型兵器で戦力が倍増した我が軍に敵はなし!! ――って、敵と呼ぶなんてなんて、なんておこがましい(苦笑)
そのまま勢いに任せて米軍のいるキャンプサボイへ突っ込みます。相手は虚を突かれたのか、激しい抵抗もないままに突入にまたしても成功。確認してみると、本の一握りの守備隊が駐屯していただけのようでした。陣取っていた塹壕を取り囲んでみれば、何やら手紙を読みふけって我々のいう事を聞かないGIとその一団というありさま。という事は――

     
  ●制圧

どこぞの映画のワンシーンみたいな。
毎回こうなると嬉しいのに(苦笑)

     

怒涛の反撃が来るぞ。各自、各方位警戒!!

主力大部隊は別にいるという事です。間違いなくやってきます。そう思った瞬間、間髪をいれず弾が飛んできました。敵の反撃の合図です。それも四方八方から、まさに包囲されてしまっていたのでありました。
慌てて遮蔽物に身を隠し、反撃を試みてみるものの、そこはやはり多勢に無勢。遊撃戦を生業にする我々が陣を構えていてはお話にはなりません。当然のごとく、あがらいは何の効果もなく押しつぶされてしまったのでした。

相変らずの三日天下!(笑)

     
  ●再制圧

まぁ、持つわきゃありません(苦笑)

     

そんなうちにもいよいよ時間も押し詰まり、間もなく恒例の最終攻撃になろうかという頃合となりました。が、それにはちょっとばかりタイミングが合いませんでした。そこで出された命令が、

「作戦開始時間まで敵にちょっかいかけて来い!」

というものでした。なんだそりゃ(苦笑) 要は暇つぶしのイヤガラセ攻撃をしろということなのです。でも、それって普段我々がしている事と何が変わるのか疑問なのですが・・・・(爆笑)
まぁ、そんな細かい事は気にする必要もない事なのでほっときましょ。とにかく、イヤガラセをしろという事なので、喜び勇んで突っ込みます(こればっか 笑)

名づけて

Hit And Runaway戦法

――って、なんか違う気がする(^^: 

何しろその実態はというと、攻撃して逃げるはずなのに、完全な片道攻撃。まさに古きよき大和魂炸裂といった感じでした。相手の弾はVT信管かという程の威力を発揮して、有効射程にすら辿り着けない者多数。攻撃らしい攻撃はできなかったのですが、イヤガラセという点では大成功だったのではないかなと(苦笑)

     
 
     
  ●左上 突入する我らが共産陣営

●右上 反撃するトラジマビキニ――ならぬトラジマ(笑)

●右横 なんと南ベもいました。隠れてるだけでしたが(爆笑)

     
     

で、次はいよいよオオトリ、最終突撃です。

     
  ●隊長より伝言

「見てろよ、米帝。泣かしてやるからな!!」

こっちが泣かされなきゃいいけどね(苦笑)

     
 

続く・・・・

 

 

後 後

 

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