−−  序  編  −−

 

この春もついにやってまいりましたこのイベント。そうです「第十三回 ベトベトしま戦か?」です。もう始まって(途中一回延期がありましたから)7年ですか・・・・なにやってんだかねぇ、みんな・・・・そして皆勤賞の自分(苦笑)
まぁ、そんな自虐ネタは置いといて、今回は土曜日が休みという事もあって、前夜祭、それも早い時間からの参加となりました。

「どーせ、昼過ぎに行ってもたいした事ないだろうって」

と、タカをくくって向かった途中、後少しで目的地といったそのときでした。けたたましい携帯電話の呼び出し音が鳴り響いたのです。

「・・・・」

液晶に浮かぶ発信者の文字。思わず居留守を決め込んでやろうかという気持ちになったのですが、さすがにそれはバレバレ(当り前です 笑)だろうと思い直し、不承不承応答したのでありました(笑)

「あのね、無脂肪牛乳、無かったら低脂肪で我慢するから、買ってきてって」

―― はぁ?

出るなりの注文に、こっちの頭は????です。
その後の説明では、知り合いがダイエットしているので欲しがっているという事でした。だったら自分でくるとき買ってこんか〜いっ。大体ダイエットするってンなら、通販でヒルヅでも買うたれやっ。高いけどな(笑) 
が、ほっとくわけにもいかないので、とりあえず買って行くことにいたします。こちらも別件で用事があったことだしね。ただ、」フィールドの入口は通り過ぎるんだけど(苦笑) 
という事で、いつもの兵站庫スーパーういで探します。が、無脂肪乳なんて珍しいもんあるわけが無い。どうにか低脂肪タイプを見つけると無事購入。すぐさま今きた道を戻って会場を目指す事にいたします。

「まだはやいから、そんなにはいないんだろうなぁ」

そんな事を漠然と考えながらたどり着いてみれば、あらまぁどうして、目の前にはもの凄い数の車と人の姿があるじゃありませんか。まだ夕方前だよ。相変らずだなぁ、ここの既知外どもは(まぁ、自分もその中の一人だったりするんですが、それは置いとく 笑)
入口で米帝のフリをした民兵(決めつけ)に、参加費という名のみかじめ料をもぎ取られて入場いたします。

     
  ●受付

ガラも悪いし、まさに民兵の私設検問所(笑)

     

指定されたところに車を止めると、荷物の用意もそこそこに無理強いをした輩の姿を探します。会場の中を見回すと――いました。諸悪の根源発見です。

「あー買ってきてくれたぁ?」

こちらの苦労など知らぬとばかりに、のほほ〜んと近づいてきます。

「おらっ、くれてやるっ!!」

――といえるわけも無く、代引き便でのお届けとなったのでありました。もっとも、欲しがってのは別の方でしたが、そこは呉越同舟、ミソクソ一緒という事で。悪い人に決定!(笑)

     
  ●悪い人たち?

お馴染みKAMIKAZE氏(左)とBIGOUT社長(右)
悪いのは左だね、やっぱり(苦笑)

     

と、一応用事を済ませると、今度はこちらの用意開始です――といっても、何もする事はないんですけどね(苦笑) 
今回は早くきた事もあってテントを張ろうかとも思ったんですが、片づけが面倒くさいので止めました(笑) どうせいつも車で寝てるんだし。それでいいや、簡単だから ―― という事です。しかし、コレがとんでもない出来事につながろうとは、まったく思ってもいませんでした・・・・

なので、着替えだけ済ませると、荷物なんてそっちのけ。さっそく呑みの開始です(笑)

「もう呑んでんですか?」

様子に気づいたGOD氏が、呆れたように声をかけてきます。いいんです、ほかっといてくださいな(^^ 
お日様はまだ明るく照らしてますが、もうここから動かないので、どうなろうとノープロブレムなんだから。

     
  ●暴力屋台

ごく一般的な仕込風景。
このままなら普通のお店なんですけどねぇ・・・・(苦笑)

     

そんなでビール片手に露店を冷やかしてまわっていると、いつしか日もかげり開会式開始の時刻となったのでした。

「それでは開会式を始めますから、飲物食べ物を持って集まってください」

かけ声と共に三々五々集まってくる参加者たち。瞬く間にトラックステージの前に席が出来上がります。

     
  ●会場

なんだか夜戦ディナーショーといった雰囲気。

     

「それでは、開会式を始めます」

いつものかけ声と共にトラックステージのあおりが開くと、大音響の音楽と共にいよいよ始まったのでした。

     
  ●乾杯

開会式開会の乾杯(なんだかわかりづらいな 笑)

     

最初の登場は、お馴染みDJボブ氏。
今では、共産軍のエロヤジ担当のエロオヤジとしての方が知られているかもしれません(苦笑) しかし、真面目にそのトークはプロの仕事もしているだけにさすが一級品です。アレでもう少し全年齢の話ができるのなら問題ないと思うんですけどね・・・・(笑) 当然、この日もエロ&ゲヒンネタ全開でした。

     
  ●登場

お馴染みエロじいじ――じゃなかったDJボブ氏。
トークは一品。下品だけど(苦笑)

     
  ●だけど――

面白い話でも、顔馴染みな人たち(中央下)はまともに聞いてなかったりして・・・・(苦笑)

     

「どーもどーも。いつもおまえはエロか下しか話がないのかといわれますが、ハッキリいわせていただきます。そのとーりです(爆笑) 今日だっておじちゃん、全開失敗した分まで、ネタ全開で突っ走っちまうからねぇ〜(笑)」

登場したとたんもう完全に開き直り(笑) まぁ、それでこそのボブ氏なんですけどね(苦笑) そうして話し始めた話がまた酷かった。

「そうそう、ネタといえばまいったことがあったんだよ。オレ、趣味でバス釣りなんかしたりするんだけどさ、アウトドアなんかで急に便意がもよおすと大変だよね? トイレが近くにあればいいけど、無かったらどうする? やっぱり野●ソするしかないよね。もらすわけいかないしさ、いい大人が」

いい大人なら野グソ自体どうかとも思いますが、そこは背に腹は変えられないということですね(笑)

「この間、まさにその状態に陥ったわけ。池の畔にトイレなんてあるわけもないし、近くの繁みでこっそりとしていたそのときよ。なんだか見られてるような気がして周りを見たら――目が合ったの。一組の夫婦と。バツ悪いよぉ。こっちはこっちはしゃがんでケツ出してんだから。しかもモノも出してる最中だし」

あぁぁぁ、ナニ言い出してんだかこのオヤジ・・・・

「目が合ったのはダンナの方だけだったけど、さすがにお互い何もいえなかったね。でも、相手はさすがだよ。気づかない奥さんの注意をそらしながら、目で『早く行け』って合図してくるんだぜ。助かったと思ったねぇ〜 拭くのもそこそこに慌てて逃げ出したよ。もちろん気づかれないようにこっそりね。いたぁ、参ったよ。パンツに付いてないか心配でサ」

そりゃまいるわねぇ・・・・(苦笑) 

この他にもいろいろとネタ話をしていたのですが、さすがにそれは無理。発表できない単語のオンパレードでしたから。決して覚えてないからじゃないんだよぉ(といっておこう 苦笑)

「ま、ちょっと物足りないけどエロトークはこのぐらいにして、忘れないうちにミスサイゴンコンテストやっとかないと、またGOD氏に怒られちゃうからね。ということで、前回忘れたミスサイゴンコンテストの開催だぁ〜」

おぉ、覚えてましたか。前回ものの見事にスルーしていたので、今回も――と心配(というより楽しみに?)していたんです。まぁ、よかったよかった(苦笑)

と思っていたらまたまた問題発覚。なんと参加者が足りない――というか『いない』というじゃありませんか。

「参加していようという女性の方いらっしゃいますか?」

最初のうちは紳士的に対処していたGOD氏でしたが、それでも参加者が集まらないという状況に、とうとう本性発揮してしまったのであります。

いるヤツ、全員引っぱり上げろっ!

その言葉が合図だとばかりに、会場全体に散っていくスタッフたち。相手の都合おかまいなしに次々にラチってはステージへと連れ去ります。そのさまは、まさにデパートの屋上のヒーローショーの悪役そのもの。助けてアンパンマーン(笑)

     
  ●強制連行 その1

まだおとなしい方で――

     
  ●強制連行 その2

こっちなんかまさに拉致(笑)

     

そんな苦労というか悪行というかの結果、どうにか参加者をかき集めてコンテストは開始とあいなりました。
と、ここで俄然と張り切るのは、そうあの男。DJボブであります。

「はーい、みなさーん。おこんばんわぁ〜」

ドン引きな視線などお構い無しに、お姉さんたちに囲まれてノリノリなDJボブ氏。

「今日は強制参加のみなさんのおかげで、無事にミスサイゴンコンテスト忘れず開催できました。ありがとうございます」

もう日本語としてナニか変です(笑) しかし、そんなことはおかまいなし。もうノリノリでエロオヤジの面目発揮!! 

     
  ●参加者紹介

司会者至福のひと時。
裏腹に参加者は、このあとセクハラトークで大変な目に合うんですけどね(笑)

     

この後はとても表現のできないことのオンパレード。なので、興味のわいたという奇特な人はぜひ一度ホンモノを見物してやってください。そのあまりにも酷い状況に呆れる事間違いなし。面白いんだけどね(苦笑)

その後、ダンサーのお姉さんたちの登場となりました。前回異常なまでに好評だったためか、今回もタイガーストライプのジャケットを羽織っって登場。ニッチなマニアの目を釘付けにしていたのでした。うん、確かにこれはいい!! また争奪戦が行われるのか?(苦笑)

     
  ●ダンサー登場

今回もミリエロコスでの参上です。ヤローどもの股間直撃(笑)

     
  ●こんな感じで

エロチラリズムがたまりませんわぁ〜(^^

     
  ●何かいる!?

すかざず現れるDJボブ氏。ナニやってんだか(苦笑)
ほんとエロじいじなんだから(笑)

     

会場のバカドモの股間を直撃したダンスの後、続いて行われたのが、これまた別の意味で股間直撃パート2、お馴染みビール早飲み大会でした。まぁ、一般的なただの飲むだけの物ならば何の問題もないのですが、これには怖い(嬉しい?)オマケつき。それはビリの人へのバツゲーム。もうすでに有名なのでいまさらな気もいたしますが、ライト感覚のMっ子プレイができるというものなのです。わからない人はお父さんかお母さんに

『SMってなぁに?』

って元気よく聞いてみましょう。あくまでも自己責任で。結果には責任もてませんから(笑) 

まぁ、こんなヘンタイなイベントにくるような物好き集団ですから、最近では志願するツワモノも多いようです。女王様がキレイだから ―― という事を引いたとしても、やっぱりな感覚の人が多いんですね(苦笑)

という事で、そんなユメのキョウ演(!?)を得るためには、このビール早飲み大会を負け残らなければ(オイッ 苦笑)ならなかったのです。しかし、そこには問題がひとつ。何しろこの早飲み大会は、建設業界も真っ青な裏談合によって成り立っている部分があったからです。
優勝こそまっとうな競争ですが、問題の敗者は事前に決っている――噂ですがあくまでも(笑)

ここで司会は変わり、毒ネズミ登場です。

     
  ●でたぁ〜

いまやお馴染み毒ネズミ(笑)
北をイジメる悪の組織MMCの大幹部の正体だぁ〜!!(爆笑)

     
  ●いけぇ〜

チビッコ同志、怪人 毒ネズミをやっつけろ!!(笑)

     

「それじゃ参加希望の勇者はステージに上がりやがれっ!!

毒ネズミの一言に群がるバカドモ。我先によじ登ろうとするさまは、まさに小説『蜘蛛の糸』 もっとも、こっちは地獄から逃げ出すというモノではありませんが(笑)

     
  ●一気飲み参加者一同

まだまだ余裕の状況。しかも初の国際試合(笑)

     

そんな狂騒にも似た競争を経て参加者が無事決定いたしましたが、その中には珍しい人の姿がありました。普段は闇の武器商人として参加しているN氏です。何でまた――と思ったのですが、一緒の参加したメンツを見て納得いたしました。彼の友人の元ベトナム軍(戦後です、もちろん)兵士だったFさんも参加していたからなのでした。彼は少々日本語に不慣れなところがありますので、さすがにこういう場所では一人にする事はできなかったのでしょう。もっとも、本当にそういう理由だったのはわかりませんけどね(笑

さすがに状況に気づいた毒ネズミが間髪をいれずにのたまいます。

「Fさんは、先に降りてよ。もう空けてなくてもいいから。Nさん、面倒みてよ。オレは知らないからね!!」

さすがです(笑) まぁ、言わんとするところは、会場にみんなに伝わったでしょう。事実、無事に逃げ出しましたからねFさん。よかった(苦笑)

     
  ●早飲み風景

野次と歓声、悪ノリ三昧のもの凄い状況(笑)

     
  ●敗者決定

今回の御褒美――被害者決定です。
何か嬉しそうなのはやっぱり気のせい?(^^

     

なんて人道的な配慮が執り行われていた裏(正確にはこっちが表になるのですが)では、いつもどおりの阿鼻叫喚な世界が繰り広げられていたのでした。口先では嫌そうな事をいっているライトSMショー。ほんのさわりのプレイなのですが、かえってそれが好き者の劣情を誘うらしく、みな羨ましそうに指をくわえていたからです。ホント、バカばっか(爆笑)

     
  ●本等はこっち・・・・

このハーレムが本来の御褒美だったはずなんですがねぇ・・・・

     

なにしろ、今回バツゲームに当たってしまった人をしてさえ、

いやぁ、ローソクでチン●まで焼かれちゃいましたよ。
                   カンベンしてくれですよね。エヘヘ

と、ニコニコしながらぼやいてましたからねぇ・・・・その反応、もう慣れましたけど(笑)

     
  ●裏御褒美 その1

お楽しみソフトSMショーの始まりです。
最初は言葉嬲りからです。

でも、やっぱりなぜか最前列で写っているDJボブ氏(笑)

     
  ●裏御褒美 その2

続いて、定番「鞭打ち責め」 
もちろん
痛さは手加減ありです。
気持ちいいそうですヨ (物足りないくらいに 苦笑)

     
  ●裏御褒美 その2

さらに有名な「ローソク責め」 
もちろん
熱さは手加減ありです(爆笑)

しかし、よくみると女王様じゃないような・・・・(^^

     

で、その後はお待ちかねダンサーズ(どこかの無敵軍曹ではない 笑)の登場です。ここでもうボルテージは最高潮。きわどい衣装のお姉ちゃんたちに、酔っ払いどもの悪ノリも最高潮。いつものごとく、ステージに押しかけては追い散らされるの繰り返し。中にはいろいろ小ネタを仕込んでいる人もいるのですが、とてもすべて確認する事なんかできません。

     
  ●ダンサーズ再登場

ココからがお姉さんたちの本番。悪ノリも本番(苦笑)

     
  ●強制退場

舞台上に乱入しては引きずりおろされる一般者。
ノリと勢い、いつもの事(笑)

     

しかし、今回はちょっとアクシデントが起こってしまい、売りのダンスもそこそこに前夜祭ステージは強制終了となってしまったのでした。詳しいいきさつはよく知りません。というか、知り合いと関係なく呑み騒いでおりましたので、前夜祭ステージが終わっていた事に気づいたのでさえ、だいぶ後のなってからの事なくらいでしたからね。ダメじゃんねぇ(苦笑)

そうそう、気づいたらといえば、ベトベト名物『暴力屋台』があっという間に閉店してしまっていたのには驚きました。いままでならば、例え店主がいなくなってしまっても勝手に占拠して呑み騒いでいるはずなのに、今回は誰の姿もありません。ひっそりと暗がりに沈んでいるその様は、別の意味で非常に怖いものがありました。
なぜそんなに閉まるのが早かったのかというと、

とっても寒かったから(笑)

時期的に寒くても不思議ではないのですが、本当に寒かった。とてもじゃないけどビールなんて飲みたいと思えないくらい。でも、呑んでたけどね、思いっきり(苦笑)
あちこちさすらい歩きながら、顔見知りとの雑談を楽しんでいたのでありました。が、ナポレオンを始めナチスドイツでさえ寒さには勝てなかったという歴史的事実が物語るように、次々と参加者たちの姿が消えていったのでありました。やっぱりあ温かい寝床が恋しくなるよね。私もそうでした。しかし、状況がそれを許してはくれませんでした。寒さに震えながら騒いでおりました。

     
  ●それでも

酔っ払いには寒さなんて関係ありません。
それよりもオタ話のほうが大事なんです(笑)

     

そのうちに生き残っていた有志たちが、明り取りも兼ねて焚いていたドラムカン篝火を囲んで、何の前触れもなくフォークダンスの『マイムマイム』を始めたのです。

「やっぱりキャンプファイアーはコレだよね」

そういうなら、そうかもしれません。イメージ的にはピッタリです。しかし、やってるのが酔っ払い連中ですから、まっとうな結果になるわけもない。最初のうちこそ怪しいながらきちんと踊っていたのですが、途中から決ってただの高速回転運動に変わってしまっていたのでありました。もうチビ黒サンボの虎たちもも真っ青といった感じにね(苦笑) 何度も仕切り直しをするのですが、結果は決まっていつも同じ。ただグルグル回るばかりなのでしたとさ(笑)

     
  ●キャンプファイアー?

これまた恒例になりつつあるドラムカン焚き火。
この周りで、妖しい踊り――いや、回転運動が起こってました(笑)

     

そんなこんなで夜は更けていったのでありました。

     
  ●テント内

露天ではなくて、ちゃんとテント組むとそれなりに温かくて楽しいです。手間だけど(苦笑)

あぁ、ここにもDJボブ氏が(左隅 笑)

     
 

続く・・・・

 

 

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