−− 序 編 −− |
この春もついにやってまいりましたこのイベント。そうです「第十三回
ベトベトしま戦か?」です。もう始まって(途中一回延期がありましたから)7年ですか・・・・なにやってんだかねぇ、みんな・・・・そして皆勤賞の自分(苦笑) 「どーせ、昼過ぎに行ってもたいした事ないだろうって」 と、タカをくくって向かった途中、後少しで目的地といったそのときでした。けたたましい携帯電話の呼び出し音が鳴り響いたのです。 「・・・・」 液晶に浮かぶ発信者の文字。思わず居留守を決め込んでやろうかという気持ちになったのですが、さすがにそれはバレバレ(当り前です 笑)だろうと思い直し、不承不承応答したのでありました(笑) 「あのね、無脂肪牛乳、無かったら低脂肪で我慢するから、買ってきてって」 ―― はぁ? 出るなりの注文に、こっちの頭は????です。 「まだはやいから、そんなにはいないんだろうなぁ」 そんな事を漠然と考えながらたどり着いてみれば、あらまぁどうして、目の前にはもの凄い数の車と人の姿があるじゃありませんか。まだ夕方前だよ。相変らずだなぁ、ここの既知外どもは(まぁ、自分もその中の一人だったりするんですが、それは置いとく 笑)
指定されたところに車を止めると、荷物の用意もそこそこに無理強いをした輩の姿を探します。会場の中を見回すと――いました。諸悪の根源発見です。 「あー買ってきてくれたぁ?」 こちらの苦労など知らぬとばかりに、のほほ〜んと近づいてきます。 「おらっ、くれてやるっ!!」 ――といえるわけも無く、代引き便でのお届けとなったのでありました。もっとも、欲しがってのは別の方でしたが、そこは呉越同舟、ミソクソ一緒という事で。悪い人に決定!(笑)
と、一応用事を済ませると、今度はこちらの用意開始です――といっても、何もする事はないんですけどね(苦笑) なので、着替えだけ済ませると、荷物なんてそっちのけ。さっそく呑みの開始です(笑) 「もう呑んでんですか?」 様子に気づいたGOD氏が、呆れたように声をかけてきます。いいんです、ほかっといてくださいな(^^
そんなでビール片手に露店を冷やかしてまわっていると、いつしか日もかげり開会式開始の時刻となったのでした。 「それでは開会式を始めますから、飲物食べ物を持って集まってください」 かけ声と共に三々五々集まってくる参加者たち。瞬く間にトラックステージの前に席が出来上がります。
「それでは、開会式を始めます」 いつものかけ声と共にトラックステージのあおりが開くと、大音響の音楽と共にいよいよ始まったのでした。
最初の登場は、お馴染みDJボブ氏。
「どーもどーも。いつもおまえはエロか下しか話がないのかといわれますが、ハッキリいわせていただきます。そのとーりです(爆笑) 今日だっておじちゃん、全開失敗した分まで、ネタ全開で突っ走っちまうからねぇ〜(笑)」 登場したとたんもう完全に開き直り(笑) まぁ、それでこそのボブ氏なんですけどね(苦笑) そうして話し始めた話がまた酷かった。 「そうそう、ネタといえばまいったことがあったんだよ。オレ、趣味でバス釣りなんかしたりするんだけどさ、アウトドアなんかで急に便意がもよおすと大変だよね? トイレが近くにあればいいけど、無かったらどうする? やっぱり野●ソするしかないよね。もらすわけいかないしさ、いい大人が」 いい大人なら野グソ自体どうかとも思いますが、そこは背に腹は変えられないということですね(笑) 「この間、まさにその状態に陥ったわけ。池の畔にトイレなんてあるわけもないし、近くの繁みでこっそりとしていたそのときよ。なんだか見られてるような気がして周りを見たら――目が合ったの。一組の夫婦と。バツ悪いよぉ。こっちはこっちはしゃがんでケツ出してんだから。しかもモノも出してる最中だし」 あぁぁぁ、ナニ言い出してんだかこのオヤジ・・・・ 「目が合ったのはダンナの方だけだったけど、さすがにお互い何もいえなかったね。でも、相手はさすがだよ。気づかない奥さんの注意をそらしながら、目で『早く行け』って合図してくるんだぜ。助かったと思ったねぇ〜 拭くのもそこそこに慌てて逃げ出したよ。もちろん気づかれないようにこっそりね。いたぁ、参ったよ。パンツに付いてないか心配でサ」 そりゃまいるわねぇ・・・・(苦笑) この他にもいろいろとネタ話をしていたのですが、さすがにそれは無理。発表できない単語のオンパレードでしたから。決して覚えてないからじゃないんだよぉ(といっておこう 苦笑) 「ま、ちょっと物足りないけどエロトークはこのぐらいにして、忘れないうちにミスサイゴンコンテストやっとかないと、またGOD氏に怒られちゃうからね。ということで、前回忘れたミスサイゴンコンテストの開催だぁ〜」 おぉ、覚えてましたか。前回ものの見事にスルーしていたので、今回も――と心配(というより楽しみに?)していたんです。まぁ、よかったよかった(苦笑) と思っていたらまたまた問題発覚。なんと参加者が足りない――というか『いない』というじゃありませんか。 「参加していようという女性の方いらっしゃいますか?」 最初のうちは紳士的に対処していたGOD氏でしたが、それでも参加者が集まらないという状況に、とうとう本性発揮してしまったのであります。 「いるヤツ、全員引っぱり上げろっ!」 その言葉が合図だとばかりに、会場全体に散っていくスタッフたち。相手の都合おかまいなしに次々にラチってはステージへと連れ去ります。そのさまは、まさにデパートの屋上のヒーローショーの悪役そのもの。助けてアンパンマーン(笑)
そんな苦労というか悪行というかの結果、どうにか参加者をかき集めてコンテストは開始とあいなりました。 「はーい、みなさーん。おこんばんわぁ〜」 ドン引きな視線などお構い無しに、お姉さんたちに囲まれてノリノリなDJボブ氏。 「今日は強制参加のみなさんのおかげで、無事にミスサイゴンコンテスト忘れず開催できました。ありがとうございます」 もう日本語としてナニか変です(笑) しかし、そんなことはおかまいなし。もうノリノリでエロオヤジの面目発揮!!
この後はとても表現のできないことのオンパレード。なので、興味のわいたという奇特な人はぜひ一度ホンモノを見物してやってください。そのあまりにも酷い状況に呆れる事間違いなし。面白いんだけどね(苦笑) その後、ダンサーのお姉さんたちの登場となりました。前回異常なまでに好評だったためか、今回もタイガーストライプのジャケットを羽織っって登場。ニッチなマニアの目を釘付けにしていたのでした。うん、確かにこれはいい!! また争奪戦が行われるのか?(苦笑)
会場のバカドモの股間を直撃したダンスの後、続いて行われたのが、これまた別の意味で股間直撃パート2、お馴染みビール早飲み大会でした。まぁ、一般的なただの飲むだけの物ならば何の問題もないのですが、これには怖い(嬉しい?)オマケつき。それはビリの人へのバツゲーム。もうすでに有名なのでいまさらな気もいたしますが、ライト感覚のMっ子プレイができるというものなのです。わからない人はお父さんかお母さんに 『SMってなぁに?』 って元気よく聞いてみましょう。あくまでも自己責任で。結果には責任もてませんから(笑) まぁ、こんなヘンタイなイベントにくるような物好き集団ですから、最近では志願するツワモノも多いようです。女王様がキレイだから ―― という事を引いたとしても、やっぱりな感覚の人が多いんですね(苦笑) という事で、そんなユメのキョウ演(!?)を得るためには、このビール早飲み大会を負け残らなければ(オイッ
苦笑)ならなかったのです。しかし、そこには問題がひとつ。何しろこの早飲み大会は、建設業界も真っ青な裏談合によって成り立っている部分があったからです。 ここで司会は変わり、毒ネズミ登場です。
「それじゃ参加希望の勇者はステージに上がりやがれっ!!」 毒ネズミの一言に群がるバカドモ。我先によじ登ろうとするさまは、まさに小説『蜘蛛の糸』 もっとも、こっちは地獄から逃げ出すというモノではありませんが(笑)
そんな狂騒にも似た競争を経て参加者が無事決定いたしましたが、その中には珍しい人の姿がありました。普段は闇の武器商人として参加しているN氏です。何でまた――と思ったのですが、一緒の参加したメンツを見て納得いたしました。彼の友人の元ベトナム軍(戦後です、もちろん)兵士だったFさんも参加していたからなのでした。彼は少々日本語に不慣れなところがありますので、さすがにこういう場所では一人にする事はできなかったのでしょう。もっとも、本当にそういう理由だったのはわかりませんけどね(笑 さすがに状況に気づいた毒ネズミが間髪をいれずにのたまいます。 「Fさんは、先に降りてよ。もう空けてなくてもいいから。Nさん、面倒みてよ。オレは知らないからね!!」 さすがです(笑) まぁ、言わんとするところは、会場にみんなに伝わったでしょう。事実、無事に逃げ出しましたからねFさん。よかった(苦笑)
なんて人道的な配慮が執り行われていた裏(正確にはこっちが表になるのですが)では、いつもどおりの阿鼻叫喚な世界が繰り広げられていたのでした。口先では嫌そうな事をいっているライトSMショー。ほんのさわりのプレイなのですが、かえってそれが好き者の劣情を誘うらしく、みな羨ましそうに指をくわえていたからです。ホント、バカばっか(爆笑)
なにしろ、今回バツゲームに当たってしまった人をしてさえ、 「いやぁ、ローソクでチン●まで焼かれちゃいましたよ。 と、ニコニコしながらぼやいてましたからねぇ・・・・その反応、もう慣れましたけど(笑)
で、その後はお待ちかねダンサーズ(どこかの無敵軍曹ではない 笑)の登場です。ここでもうボルテージは最高潮。きわどい衣装のお姉ちゃんたちに、酔っ払いどもの悪ノリも最高潮。いつものごとく、ステージに押しかけては追い散らされるの繰り返し。中にはいろいろ小ネタを仕込んでいる人もいるのですが、とてもすべて確認する事なんかできません。
しかし、今回はちょっとアクシデントが起こってしまい、売りのダンスもそこそこに前夜祭ステージは強制終了となってしまったのでした。詳しいいきさつはよく知りません。というか、知り合いと関係なく呑み騒いでおりましたので、前夜祭ステージが終わっていた事に気づいたのでさえ、だいぶ後のなってからの事なくらいでしたからね。ダメじゃんねぇ(苦笑) そうそう、気づいたらといえば、ベトベト名物『暴力屋台』があっという間に閉店してしまっていたのには驚きました。いままでならば、例え店主がいなくなってしまっても勝手に占拠して呑み騒いでいるはずなのに、今回は誰の姿もありません。ひっそりと暗がりに沈んでいるその様は、別の意味で非常に怖いものがありました。 とっても寒かったから(笑) 時期的に寒くても不思議ではないのですが、本当に寒かった。とてもじゃないけどビールなんて飲みたいと思えないくらい。でも、呑んでたけどね、思いっきり(苦笑)
そのうちに生き残っていた有志たちが、明り取りも兼ねて焚いていたドラムカン篝火を囲んで、何の前触れもなくフォークダンスの『マイムマイム』を始めたのです。 「やっぱりキャンプファイアーはコレだよね」 そういうなら、そうかもしれません。イメージ的にはピッタリです。しかし、やってるのが酔っ払い連中ですから、まっとうな結果になるわけもない。最初のうちこそ怪しいながらきちんと踊っていたのですが、途中から決ってただの高速回転運動に変わってしまっていたのでありました。もうチビ黒サンボの虎たちもも真っ青といった感じにね(苦笑) 何度も仕切り直しをするのですが、結果は決まっていつも同じ。ただグルグル回るばかりなのでしたとさ(笑)
そんなこんなで夜は更けていったのでありました。
続く・・・・ |
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