−− 中 編 −− |
ついに作戦開始となりました。
一応、三部隊に分けてみたものの、やはり絶対数の不足はどうにもできません。今回、前よりも少なくないか? 「あれ? そういえばバクシーってどこにいるの?」 そうです。復活ルールに欠かせない衛生兵役の人の姿が見えなかったのです。なんで? 「いないんだよね・・・」 なんか思いもしない言葉が聞こえたような‥ キョトンとしていると、 「今回はバクシー無しなんだよ。 人が足んなくてさ」 という事は、我々の復活はどうしたらいいのでしょうか。さすがにあからさまなゾンビ軍団ではまずいんではないでしょうか? まぁ、実体は似たようなものなんですけどね(苦笑) 「そこは大丈夫。この旗が代わりになるーーと思う、きっと・・・・」 と、はとバスのガイドよろしくいつも手にしている貧相な解放軍旗をパタパタ揺らします。でも、思うって、いいのかそれで‥‥まぁ、しいかたないんでしょうね、この場合。 「アメリカ軍の諸君、どうした? ビビったのかぁ〜」 だから今は小休止中だっていってんでしょうがっ!! 静かにしてなさいってば。しかし、そんな事など聞く耳持たず、ひたすら騒いでいるばかり。もうほっときましょ(苦笑)
しかし、会敵予想地点へとたどり着いてみても、まったく何の変化もありませんでした。ただただ雑草や樹木が生い茂っているばかりです。
「どうしたもんかなぁ・・・・」 やる事が見つからず、途方に暮れ時かけたそのときでした。前方にあるカルビ村の中に、動く人影を発見したのです。じっと見てみると紛れも泣く敵のシルエットでした。 「おし、ちょっくら敵さんにプレゼント投げてくる。待ってて」 と、隊長殿が両手に棒状手榴弾をぶら下げると、嬉しそうにスキップで近づいていきました。もちろん、相手に気づかれないように細心の注意を払いながらです、中尉なだけに・・・・申し訳ない・・・・(苦笑)。 という事で、ご褒美決定!! 「おい、美国の犬、こっちを向け」 といった所で相手には聞こえない(苦笑) 「うぉっ!!」 突然の敵に出現に驚いた南越兵たち。落ちてきた物を見てさらにビックリ。上へ下への大騒ぎとなったのです。まさにアリ溜まりをつついたような感じでした(爆笑)
とりあえずイヤガラセは成功。さっさと自軍陣地へと引き返します。 相変らず展開ののろい米帝どもでしたが、それでも少数の部隊が展開してきていたようで、このままいてもと索敵進行していたそのときです。先行していた同志たちから連絡が入りました。敵の捕虜を捕まえたという事。 ただちに駆けつけると尋問開始です。 「おまえたちの本隊はどこだ?」 そういって、チン同志がズボンの中から取り出した小さな箱。 「いっとくがゴムじゃないぞ」 誰もそんな事思ってないって。出てきてもふしぎはないけどね(苦笑) 「この強力な自白剤を口にいても頑張れるかな?」 中身はお馴染みの白い錠剤。フリスクです(笑) それを数粒取り出すと米帝の口の中に放り込んだのです。 「○※▲◆!!!?????」 たとえ喋ろうとしても、吐き出さないように口を押さえれているのですから、はなっから証言なんて無理なのでしたど(苦笑) 相変わらずえげつないこって。当然、後は放置プレー(爆笑)
当然、作戦などあるわけも無いので、完全な遭遇戦が繰り広げられたのでした。勢いに勝る我が軍とはいえ、数に押されてしまってはどうにもならない。勢いHit&Aweyの繰り返し。まぁ、それはいいのですが、途中とんでもない事態が。 「旗、取られちゃったよ・・・・」 なんと、いつも隊長が手にしていた解放軍旗を敵に奪われてしまったのです。一説には、つい置き忘れて持ってかれたという話も伝わっておりますが――どちらにしても大失態です。さっそく取り返しに――と思ったら、向こうの方からやってきました。 「おーい、旗を返して欲しければ、隊長自ら取りにきてみなぁ〜」 パタパタと嬉しそうに振りながら米帝がやってきます。日頃のイヤガラセのお返しでしょうか。しかし、ここは選択肢はありません。行けば捕まるのは目に見えておりますが、やはり行かずにはならんでしょう。
「わかった。今取りに行くから待ってろ!!」 覚悟を決めて出て行ってみれば案の定、旗と引き換えに連れて行かれてしまいましたとさ。まぁ、敵に捕まるのはいつもの事なので、誰も特に心配(?)はしてませんがね(笑)
隊長がいなくなっても、なぜか問題なく動けてしまう辺り、さすがというのか、やっぱりというのか、複雑なところです(苦笑) が、作戦は進行していきます。隊長もそのうち帰ってくることでしょう。気にしない、気にしない。
と、再び捕虜を捕まえました。なんだか見覚えがあるような気が・・・・(苦笑)
で、相変らずの捕虜イジメを楽しんでいると、相手の背負っていた無線機に何か思いついた様子のチン同志。ニヤリとするとマイクを掴みあげたのです。何をするのかと思いきや、偽指令を叫び始めたのです。 「私リカちゃん、今日はお電話ありがとう」 いきなり何を言い出すんだか。だいいち電話じゃないし、かけてきても無い(笑)
あとは知ってる部隊名を適当に織り交ぜて、これまた思いつきないい加減な指示を出しまくります。けれど、これがなぜか大当たり。ニセ命令とも気づかず(普通は気づくはずですけどね。声も違うし 笑)、まんまと騙されていくのです。 なんて事をしているうちにも作戦は進み、米帝への反復突撃が行われ、大戦果を上げていったのでありました。もちろん主戦者発表でですけどね(笑) その中で一番の敵の目標となったのが、最近頭角を現してきた(何の? 苦笑)チン同志でありました。なぶり撃ちにあって、負傷すると死んだふりで誤魔化そうとするのですが、今では熊にも通用しない物が人間相手に通じるわけも無く、これまた米帝に連れて行かれてしまったりしておりました。いやぁ、人気者だねっ!! もちろん放置Part2(爆笑)
ということで、気がつけば昼も回った頃合。昼食休戦をはさんでの最終決戦イベントとなったのでありました。 続く・・・・ |
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