−− 15戦 −− |
ベトベトは毎回二日続けて開催されています。初日は前夜祭、二日目が本番のゲームの日です。まぁ、そんな事はいわずともみな知っていると思いますが、とりあえずはの前口上(なんだそりゃ 苦笑) 会場が河川敷から変ってからは、毎回前夜祭から参加していたんですが、今回は仕事の都合で本番ゲームのみの参加となってしまいました――というのは建前で あんな天気の悪いときに誰が行くかっ!! 本番さえ晴れてくれれば、それでいいんですよ。超個人的に(笑) という事でやってまいりましたその当日。 無かったね。 先が思いやられるほど、どんよりと曇って、ジメジメとした湿気までもが大手を振ってのたまっておりました。いやぁ気持ち悪いやね。まぁ、濡れないだけよしといたしましょうね。
なもんだから、今回の参加者は少のうございました。総勢合わせて約三桁いくかどうか。という事は、我らが共産陣営はもう・・・・ はい、そのとーりぃ〜 目も当てられない惨状が待っておりましたともさ。でも、まぁ、いつもどおりなんですけども(苦笑) 開会式でいつもの寸劇説明があったのですが、ネタの仕込み人Mrキャンディがヤリ過ぎで引退宣言してしまったためか、ごくごく普通の物になってしまったのが残念でした。あの 狙って見事にスベルところ が最高だったんですがねぇ(笑) それはともかく、開会式も終わりゲームは始まりました。 我々共産勢力は、ただでさえ少ない人数を2部隊に別けての行動です。元々小隊規模程度の人数でいったい何をしろというんだか・・・・当然、周りは敵だらけ。撃てば米軍に当たる――という状況のはずなのですが、そういかないのがこの現実。むしろそれはこっちの状況。圧倒的に数が少ないはずなのになぜ? 絶滅危惧種は大事にしよなぁ〜
そんなわれら陣営にあって、なぜか新装備部隊が誕生。しかもなんと特殊部隊ときたもんだ。その名は『ダッコン部隊』 間違ってもタコの怪獣ではありませんぞ(わからんて
苦笑) まぁ、新部隊といっても二人しかいないんですけどね(苦笑)
対戦相手として必要なはずなのに、なぜかいつも要らない子扱いの共産陣営。決まりはあって無いようなもの。しょせんはかませ犬だという自虐観念から、開始と同時にもうやりたい放題(笑)
とはいっても、周り全部が敵ばかりという状況になんら変化があるわけではなく、どこへ行こうとハンターの前の七面鳥な我々は、今回もやってしまいましたとさ。 「行けるとこ無いから、敵のCPでも襲う〜?」 ソウデス、コマッタトキノCPダヨリ。 普通なら止める者がいてもおかしくないのですが、そこは天下の悪ノリ集団。現状移動すらまともにできない状況なので、満場一致で作戦開始。元より敵の入れない領域を通過していくわけですから、移動自体は何の問題もありません(笑)
そうして、当然ですが無事に目的地まで到着。もはや逃げも隠れもしないバカン道一直線。そのまま敵本拠地へ流れ込みました。 「せっかく来てやったのに、接待しないとは何たることかぁ〜〜〜!」 「うるさいよっ、聞こえないから静かにしてて!」 勝手に押しかけといてなんて言い草(苦笑) でも、さすが相手もさるもの引掻くもの。逆切れにキレ返してきます。
しかし、そこはこちらも意地でさらにキレ返しましたとさ(笑) ムリヤリ机から引っ剥がすと狼藉乱交開始です。そうしてやりたい放題やって満足すると、戦場へと戻って行ったのでありましたとさ。ホントいい迷惑(笑) そうして戻ってみると、なんと辺りの平和な事か。情報によると、米帝側は何やら作戦を準備中という事で、ほとんど作戦行動を行なっていなかったのです。フィールドを確認してみれば、かすかに動く影が見えるばかり。どうやら作戦からはぶんちょにされていた南べの部隊のようでした。 あいも変わらず手持ち無沙汰に陥ってしまったのでした。 「うーん、こうしてても仕方ない。いっちょ捕虜になってくるか」 イッタイ、ナニヲイイダシテンダロウ・・・・ 「ちょっと状況の確認と情報を仕入れてくる」 そういうとまともなように聞こえますが、いくらやることが無いからって、自ら進んで捕虜になりにいくなんて――しかもヒゲオヤジその他のおまけつき。指揮官二人(つまり全員)の、部隊員をほっぽり出してのこの行動。普通じゃ考えられないよねぇ。さすがは我らの隊長殿(笑)
その後、みんなが忘れかけた頃に帰ってきた隊長殿の情報によると、なんと敵は崖を登って迂回攻撃をしようという話です。以前にもやった事のある『ハンバーガーヒル』の再現らしいのですが、聞いた刹那思ったのは、 『また、アレやるのかよぉ〜』 前回の様子が走馬灯のごとく蘇ります。なんか嫌な予感―― なんて思いとは裏腹に、あっという間に作戦開始となってしまったのでした。 以前の教訓を生かし、今回は水際作戦の放棄、ブッシュを越えた所まで引き寄せて確実に打撃を与える作戦に切り替えました。名づけて 『一人十殺 ―― 硫黄島だよ全員攻撃!!』 まぁ、『一人』の後の接続詞が『が』なのか『に』なのかで大きく意味が変ってしまうのですが
―― 当然、今回の結果は後者でしたけれどもね(苦笑)
当然、目立つ戦果などあがるわけがありません。それよりも、当たりもしない敵の存在に気を取られているうちに、前回と同じように迂回してきた敵からの側面攻撃を受けてしまったのでした。あぁ、学習能力ないなぁ〜俺たちって(苦笑) あぁ痛いよぉ・・・・
そんなこんなの繰り返しでゲームは進んで行き、今度は我々が敵の拠点を襲撃するという話になりました。ここまで戦力差が開いているんですから、もう奇襲をするしかありません。 「くそぉ、やっちまえ〜〜〜」 奇襲のはずだったのが、なぜか真正面きっての撃ち合いとなってしまったのです。進むも地獄、退くも地獄のこの状況。そうなりゃあーた、我々に勝ち目なんざアリャしません。 「戦争は、数だよ。兄きぃ・・・・」 こういう状況になると、決まって某中将閣下の言葉が脳裏を過ぎります。学徒動員さえままならない我が陣営は、みるみるうちにはすり減っていき、瞬く間に壊滅。こともあろうか(隊長殿の)天敵海兵隊の捕虜となってしまったのでした。
「コイツは重要人物だ連れて行け。あぁ、コイツも忘れるな」 海兵隊の隊長が嬉しそうに指示を飛ばします。もちろんその主要対象となるのは我らが隊長殿と、悪行の限りを尽くして指名手配なチン同志でありました ―― が、その末席に私も指名されてしまったのはなぜなのでしょう・・・・(苦笑) そうして連行されようとしたときです。目の前に横縞アザラシが立ちふさがったのでした。 「そいつらは我々が取り調べる。引渡し願おう」 と、ムリヤリ連れ去ろうとしたのです。
すると顔色が変ったのは海兵隊。 「まてっ、それは俺たちの捕虜だ。おまえらに渡したら殺されちまう!!」 我々のあずかり知らない所でいきなり勃発した内紛。海兵隊と特殊(学級)部隊が押し合い圧し合いをしているその隙を突いて、ほうほうの体で我々が逃げ出したのはいうまでもありません(苦笑)
しかし、そうは上手く問屋が卸してはくれませんでした。逃げ出したとたん、今度は陣地にいた南ベトナム軍に捕まってしまったのです。よりによって南ベに捕まるなんて屈辱です(爆笑)
なんて事をしているうちに、いつもの締めの時間。お馴染みの白兵戦となったのでありました。 もちろん、共産軍の全滅で終わったのは規定事項(苦笑) あ〜ぁ、たまには勝ちたいなぁ・・・・歴史では勝ったんだけどなぁ。死にたがりが多いからムリだよなぁ・・・・(苦笑)、
こうして今回のゲームも終わりを迎えたのでありました。 |
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