−−  中   編  −−

 

という事で、やっとのこと始まりました。
が、いままでのフィールドが使えなくなってしまったので、皆勤賞を誇るだけの役に立たない経験が、まさに文字通り役に立たなくなってしまったというのは公然のナイショです(笑)

「うーん、どうしたらいいのかなぁ・・・・」

なにしろ、今回は目標とする米帝傀儡軍の本拠地の位置すらわからないのです。以前までと同じ場所にあるのか、それとも移動しているのか、まったく不明なのです。どうやって攻撃しろというのでしょうか・・・・

「ま、わかってもわからなくても結果は一緒だから、気にする事ないかぁ」

情けない開き直りです(苦笑)

     
  ●第一小隊のみなさん

なにやら作戦会議中の様子。

     
     
  ●第三小隊のみなさん(一部です)

勇ましく行軍中。なにやらカッコいいです。

     
     
  ●で我らが第二小隊(一部)

すでに緊張感がありません(笑)

     
     
  ●なもんだから・・・・

いきなり銃をバラケさせたりしてます。
慌てるとなかなか直んないんだよね(笑)

     

ともかく前進しない事には始まりません。精鋭(勝手に決め付けてますが) 第一小隊と、単一チームである第三小隊の狭間を進む事となりました。とにかく、闇雲に進むしかありません。

「じゃ、正式な『ベトコン持ち』で行きましょう」

隊長殿の号令がかかります。
ベトコン持ちというのは、記録写真を見ればわかるのですが、彼らはなぜか銃肩に担ぐときに銃身部分を握っているんですね。普通は銃床かスリングなんですけど。わかりやすい特徴です。これを真似しない手はないでしょう(笑)

     
  ●これがウワサの

銃の剛性がないとちょっと不安かも。
でも、気分はサイコー

     

そんな傍から見れば緊張感(元々ありはしませんが 笑)のカケラも感じられない状態で、他の2小隊に遅れながら進撃を開始したのでした。

途中、先ほどドナドナされていった黒い人改め村人たちが設営した『人民村』にさしかかりました。村といっても、当然まったく何のカッコをなしてはおりません(笑) ただ、思い出した仕切りのように何かが突き立てられているばかりです。まだまだ開拓途中のようでした。

     
  ●人民村へ

すでに第一小隊が到着。
まだ村らしさはないです。

     
     
  ●建設作業中

足元がとてもチャーミング(笑)

     

歓迎する村人たちに答えながらゆっくりと通過しようとしたときです。不意にカタカナ発音な声に出迎えられました。声の主は、当然両手に花を持った村の娘さん(それが男のロマンでしょう。たまりませんな 苦笑)の登場――のはずでした。
しかし、
「『幻想』と書いて『ファンタジー』と読む」とはよくいったものです。いろいろな意味で残酷な現実が待っておりました。詳しくは写真をどうぞ・・・・

     
  ●花売り娘(?)

なんだか赤い人たちですが・・・・
花には間違いないんですが・・・・

なんか違う・・・・

     

奇妙な脱力感を感じながら、無事に村を通り過ぎると、米帝傀儡軍の本拠地があると思われる方向へ向かって、行く手を阻まんとするブッシュをかきわけ進みます。

     
  ●索敵中

姿の見えない米帝傀儡軍を探す隊長殿の後姿。

     

「しかし、こっちでいいのかなぁ?」
「さぁ。何処にあるのかわからんから、とりあえず進むしかないでしょ」
「・・・・」

そうなのです。今もってまだ何処に敵の本拠地があるかわかってはいなかったのです。いままでの経験――それだけが頼りでした。

     
  ●前進中

もう本当に五里霧中状態。
どこを撃つのか、どこから撃たれるのかわかりません。

     

ブッシュの中にできた踏み分け道を進んでいく事しばし。敵の抵抗らしき抵抗をうける事もなく、順調に進撃が続きます。ときおり散発的な撃ちあいがありましたが、すぐに沈黙するという事の繰り返しでした。
そんなとき、左手前方に緑色の動く影を発見です。

『敵だっ!!』

反射的にトリガーを引き絞ります。数十発の弾を撃ちこんだそのとき、目標からの悲鳴が上がりました。

「やったっ」

今日の初ゲットです。始まって早々とは運がいい。相手に見つからないようにかがみ、両手をあげながら我々の後方へと戻っていく姿を見送ります。

『えっ、後ろ?』

そうです。撃った相手は、いま自分たちが進んできた方へと帰っていくではありませんか。これって、やっぱり・・・・

誤 射 ぁ 〜 〜

ごめんなさぁぁいぃぃぃ〜 こういうときばかりは復活ルールに感謝です。道中大変だけど、がんばってくださいねぇ・・・・(自滅)
さて、やっちまったもんは仕方ない。気を取り直しての再開です。(おいっ 笑)
が、やっぱり米帝傀儡軍の姿が見えません。というか、こちらを警戒して進んでこないようです。

「うーん。引っ張り出さなきゃ無理だよなぁ・・・・」

あまりにも姿が見えない相手に業を煮やした隊長殿がのたまいます。と、いうことは――

「おいっ、米軍の諸君。隠れていないで出てきたまえ。諸君はそれで面白いのか?

私はつまらないぞっ。根性なしぃ〜〜!!

やっぱりぃ〜〜〜 現状をかんがみない得意の挑発です。姿さえ見えないものの、我々よりずっと組織的に動いている相手です。なんとなく回り込まれているかなぁ――という気はしていたのです。
が、やはり気では済みませんでした。隊長殿のよけいな一言で、間髪入れない十字砲火のお返しです。

「う、うわぁ。同志諸君、敵は強力だ。一時後退するっ」

というが早いか、慌ててきた道を駆け戻っていきました。おいおい、またですかぁ(苦笑)

     
  ●お馴染み

もはや定番の「転進」
煽るだけ煽ってこれじゃ・・・・ねぇ(苦笑)

     

なんて悠長な事はいってられません。いつこっちが被弾するかわかったものではないのです。我々もその後に続いたのはいうまでもありませんです(笑)

そんなほうほうの体で逃げ帰ってくると、人民村に米帝傀儡軍の先遣隊が侵入しており、村人たちを威嚇しているではありませんか。うぬぅ、やはり迂回していたのか。まったくわからんかったよ(苦笑)

     
  ●人民村に侵入する米帝傀儡軍

手前には様子をうかがい、反撃のチャンスを待つ同志の姿。

     

出撃地点まで戻ってみたものの、どうしたものかとあぐねていたら、

「では、同志兵士諸君。これより村人の救出および村の開放をおこなう。総員突撃用意」

偉い人(スタッフ)にそそのかされた、隊長殿の檄が飛びます。おいおい、こちとらまだ準備できてないよってば。しかし、状況は待っていてはくれません。まわりを見ると、戻っていたメンバーのほとんどが突撃をしていました。慌てて参戦です。

「行くぞぉー、突っ込めぇ〜〜〜!!」
「おーっ」

掛け声と共に、目の前にいる米帝軍へ総攻撃です。目標は人民村の奪回でした。
今までその姿すらまともに見ていなかった相手ですから、それはもう壮絶でした。至近距離での撃ち合いはもちろん、あちこちで白兵戦まがいの大乱闘が起こっていたのです。

     
  ●被弾 

弾幕きつかったです、かなり。

     
     
  ●被弾2

うわ、キャパみたい(笑)

     
     
  ●白兵戦 

ここまで近づけるのは珍しいです

     

もちろん我らが隊長殿も白兵戦へ突入です。スコップ片手に襲いかかってくる米帝兵士を迎え撃ちます。
と、ここで持ち前のネタ根性が炸裂いたしました。気がついたら腹を押さえてのたうちまわっておりました。さすが隊長殿(笑)

     
  ●隊長殿の勇姿 前

まだカッコよかったのですが

     
     
  ●隊長殿の勇姿 後

「腸が・・・・腸がぁぁぁぁ・・・・」

相打ちとなってしまったようでした。ナムー(笑)

     

しかし、そんな苦境などものともしないわが人民軍。しつこいほどに復活を遂げては、すぐさまなぎ倒されるというリサイクル活動にいそしんでいたのでした。途中で嫌になった人は、そのまま寝っ転がっていたようですが・・・・(苦笑)
ともかく、そんなおびただしい犠牲を繰り出しながらも、じわじわと浸透していきます。

     
  ●奮戦むなしく倒れた同志

まさに死屍累々

     
     
  ●同じく倒れた同志

旧軍の生き残りさんまで・・・・合掌

     

というとカッコいいんですが、ムリヤリ米帝傀儡軍にお帰りを願ったという方が正しいかもしれません・・・・(笑)
とにもかくにも、人民村の奪取に成功です。一同半ばヤケクソ気味に大喜び(笑)

     
  ●人民村奪還

そんなこんなありまして、どうにか無事に奪還成功です

     
     
  ●引き上げる米帝傀儡軍

相変わらず、負け惜しみをほざきつつ帰って行きました

     
     
  ●同、ヘリコプター

ひとりでいると非常に間抜けです。
たんにさ迷ってるようにしか見えませんから(爆笑)

     
     
  ●その頃

もう人民軍は上へ下への大騒ぎ。
記録カメラに向かってけプロパガンダ全開でした。

     

などと勝利の余韻に浸っていたときです。後方から緊急連絡が入りました。

「米帝軍のヘリが侵入! 降下したもよう」
「なんだってぇ!?」

やっとこさ米帝の一群を追っ払ったかと思ったのに、またもや出現ですか。しかも今度は我々の後方。ほっといたらみすみす囲まれるのを待っているようなもの。慌てて引き返します。

慌てて戻ってみると、やつらは少しくぼんでいる一帯に陣取っていました。見たところホンの少数。村での米帝軍より遙かに少ない人数です。これならいけるでしょう。確信を得た我々は、先ほどの仇を返すかのように、総員で取り囲む状態からそのまま一気になだれ込みます。米帝側を必死の反撃を試みますが、多勢に無勢。たちまち沈黙を余儀なくされたのでした。このときばかりは、まさに歴史の再現といった趣でした。あー気持ちいい(笑)
一方的な勝ち戦に、負傷者相手にもうやりたい放題。中には、違う趣味でいい思いをされていた方もおられたようで・・・・(苦笑)

ともかく、大勝利二連発ですぅ。いいねぇ。

     
  ●橋頭堡を築いた米帝軍。

しかし、あまりにも我々の陣地に近すぎました。
そんな少数ではムリですよぉ〜(笑)

     
     
  ●助けを求める米帝軍兵士

四方八方から撃ちまくられて、総員負傷して動けません。
頼みの綱のヘリはこないぞ(笑)

     
     
  ●新トラウマ?(苦笑)

「あらぁ、お兄さん。立派なの持ってるわねぇ」

負傷兵に忍び寄る、まさに「魔」の手。
こればかりは米帝に同情いたします(爆笑)

     

そうして陣地へと帰ってみると、またまたひと騒動待っていたのでありました。

 

続く・・・・

 

 

後 編

 

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