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そうして、ようやくというか、とうとうというか、開会式が始まりました。舞台に立つのは騒ぎの元凶、そうGODでありました。 「それでは、これから開会式を始めます!!」 さすがにこのイベントに力の限りを尽くしているというだけの事はあります。こっちなんか朝食も取る事ができず、難儀しているってのに(苦笑) しかし、その気持ちわかる気が。ほんのちょっとだけ(笑)
「今回のメディックルールは、南北ともにガチでいきます。一切の妥協はないです」 なんという事でしょう。人数差倍はある米帝と同じ方法だなんて・・・・簡易復活ルールだからどうにかいままで渡り合えていたんではないんでしょうか、我々は。しょうがない。三年前の頃を思い出してやってみましょうかね。 「あと、一回の出撃の携行弾数は200発。これも厳守です。いいですね?」 うっわぁ、それはかなり厳しくないかえ。個人的にはあまり撃たないので大丈夫かとは思いますが、やっぱりちょっと心細いものがありますね。ですが、この縛りがどれだけ厳しい事になるかなんて、このときはGODさえも気づいていなかったのでありました。 なんて事以外はおかまいなしに、いつも通りの手抜きな質疑応答を終えると、瞬く間に開会式は終わりを迎えたのでした。なんだかいままで出一番早くなかったかえ?(笑) で、本当ならここで朝食をという所なんですが、すぐさま非常呼集がかかります。装備その他必要な物だけを手に、急いで駆けつけます。当然食べてる余裕なんて無いし・・・・(涙) しかし、ここでも思いもしない問題発生。集合途中で荷物を取りに帰ったメンバーが、時間になっても戻ってこないのです。今回初めてのフィールドなので、どこがどうなっているのか検討もつかないため、戻るのを待っている事もできません。 早く帰ってこい・・・・ そんな願いもむなしく時間切れ。我々は移動を開始してしまったのでした。あぁ〜、どうしよう・・・・そんな思惑など知る由もない一団は、どんどんとフィールドの中を進んで行きます。こうなればもう諦めるしかない。集合場所(陣地)がわからないかもしれませんが、その辺りは何とかする事でしょうからね(苦笑)
という事で置き去り決定。後は今日のゲームを楽しむだけです。そのうち現れるでしょう、きっと(笑) しかし、今度は別の問題が・・・・ 「北の陣地、どこだったけ? 慣れてないんで・・・・」 なんと、スタッフさんが迷ってしまい立ち往生。初めてのフィールドだから――という事でしたが、それは前もって下見をしていなかったという事なんじゃないんでしょうか。スタッフさんがわからなければ、こちらは何もできませんて(笑)
「えーっと、敵陣がここだから、この辺り・・・・じゃ近すぎるかな」 現場で地図を片手に緊急打合せです。あーでもないこーでもないと揉めていたのでした。
しかし、この奇妙な待機の間にも密かにネタは進行しておりました。話し合いがまとまるのを待っている間、我々はやる事がないのでそれぞれに過ごしていたのです。と、不意に隊長殿がうなだれて現れました。 「どうしました?」 またですか――って、まだ始まってませんよ!? いまの段階から取られるなんて、さすがは我らが隊長殿でありますな(笑) なんて事はどうでもよくて、いったい誰に取られたってンですか? まさか敵? 「いや、そうじゃなくて、どっかの子供に」 そういって指差す方を見ると、ブラックパジャマに身を包んだお子様戦士が楽しそうに旗を振っています。しかし、身内のお姉さんに返すように強く注意されると、さすがにふてくされたのか、やおら旗を地面に突き刺してしまったのです。それを見ていた一同からどよめき。 「おぉ、子供が一番わかってるじゃん(笑)」 そんな事をやっているうちに、やっとこさ場所が決りました。それは予定の場所よりもかなり奥詰まった所でした。少々斜面で歩きにくい感じのする所ですが、毎度のごとく陣地を脅かされている身といたしましては、この方がいいのかもしれません。出てくの大変ですけど(苦笑) 現状、誰も場所がわかっていないので、どう行けばいいのかわかりません。とりあえず大雑把な進行作戦計画だけを立てると、あとは現地対応という事で話は決まったようです。いつもながらいいかげんでいいよなぁ(苦笑)
とにかく、出撃間近という事で、最終的な準備確認のなんともいえない緊張感のあふれる中、後方から意気揚々と現れた人影ありました。 「よぉ〜し、今回はオレがシメる!」 茶髪のワンレン姿――どっかに見覚えが・・・・あぁ、この人は!? 「では、北側のみなさん。出発してください!」 そのときです、ついにに出撃の声が上がりました。いよいよ作戦開始です。 いやぁ、長かったな、ここまで・・・・(苦笑) 続く・・・・ |
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