−− 結 前 −− |
隊長殿と党指導員長の特務の間、放り出されてしまった我々正規軍は、本来下部組織であるはずの解放戦線の指揮の元,作戦行動をする事となりました。さすが弱小部隊(爆笑) さて、作戦はというと・・・・ 「会敵しだい撃滅 !!」 やはり我々以上にアバウトでした (^ ^;
ともかく指針(笑)が決った以上行動開始です。こうなればただ突っ込むだけですし。 おいおい、ここでも置いてきぼりかえ・・・・(苦笑) 路頭に迷った我々は、気の向くまま足の向くまま、交戦しているらしい音の方へと進むだけでした。
「こっちの方で音がするけど・・・・」 緊張感など微塵も感じさせない足取りで進んで行くと、何やら黒い影がチラチラ。よく見ると解放軍のブラックパジャマです。その向こうから漏れ聞こえてくる話し声――これは米帝傀儡軍!? そう、ブッシュ越しに攻撃をしていたのでした。 「よし、我々も加勢するぞ!」 聞きなれた声に振り返ると、そこには隊長殿の姿がありました。いつの間にやってきたんだか・・・・(苦笑)
「この先が窪んだ傾斜になってる。そこに隠れてるんだと思う」 地の利に詳しい同志がいいます。だとすると、ブッシュ越しの撃ち降ろしはブが悪い。弾も限られているので、そうそう撒き散らす事もできませんからね。しかし、それでも果敢に攻めて行く――といえば聞こえはいいのですが、攻めるは攻めるでも、総員へっぴり腰だったのはいうまでもありません(苦笑) 『ああ、助かった』(苦笑) しかし、そう思うのはまだ時期早々だったのですが、当然、誰一人として気づいているわけがありませんでした・・・・ さすがに、今回は補給拠点が近くにあるので作戦中に戻るのも楽だったのですが、陣地まであと少しといったときでした。物陰に隠れるように解放軍の姿が固まっていたのです。 「何だぁ〜?」 不思議に思いながらもよくよく見てみると、なんとその中に党指導員長の姿もあるではありませんか!? 普段の作戦では陣地から動く事はほとんど無いはずなんですが、これはいったい・・・・?
「村を占領された」 「・・・・はい?」 いま信じられない言葉が聞こえたような――が、聞き違いなどではありませんでした。確認してみると、我々の陣地となっているキャンプツボイの中に、同志とは違う緑色の物体がたくさん蠢いておりました。丸いヘルメットのシルエット――間違いなく米帝傀儡軍の姿です。 どーすんだよぉ〜〜!! こっちは補給に帰ろうというのですから、ほぼ総員弾薬など残っているわけはありません。反して敵はほぼ手付かずの状態。もうこれは比べるべくもありません。元々相手になってはいないんですから(苦笑)
が、そこはやっぱりガテン系。この状況を我慢しきれるものではありません。 「えーい、ラチがあかんっ。死して護国の御霊になろうぞ。みなの者続けぇ〜〜」 膠着状態が我慢できなくなった隊長殿が、叫び声を上げると敵陣めがけてとび出していったのでありました。もちろんその後に続いたのはいうまでもありません。結果は、 『エリア51の七面鳥撃ち』 米帝の好きな言い回し通りの結果となったのでありました。当然の結果でありますが・・・・(苦笑)
こうして部隊全滅の憂き目を見た我々は、再度仕切り直しという事で、装備再編の上キャンプ奪還を目指す事となったのでした。
----- 閑 話 休 題 ----- 「これから、今度こそ村を奪還する。いいな」 補給を終えて再集結をした我らは、まるで何事もなかったかのように、今度こそはと一気呵成になだれ込みます。 チャーンス! ここぞとばかりに、よってたかってのボコ殴り。多勢に無勢の立場が逆転。陣取っていた米帝の分隊は、瞬く間もなく壊滅したのでありました。
「ずりーよ。気づいたら皆いなくなってるんだもんな。オレら置いてきぼりだぜぇ」 そうボヤいていたのは、前夜祭の司会でお馴染みセクハラオヤジ――いえ、ス●ベ中尉でありました。やはり顔見知りの扱いはそんなもんなんですねぇ(爆笑)
内容はともかく、無事にキャンプサボイを奪還できた我々でした。ホッと一安心。 で、残るはいよいよオーラスの最終突撃を残すのみとなったのでありました。 続く・・・・ |
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