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「ハイそこまで。おら、静まれ! 騒いで喉も渇いたと思う。だから次はビールの早飲みコンテストだぞ。参加者、壇上に集合!!」 ひとしきり大騒ぎをした後、これまた恒例のビール早飲みコンテストが始まりました。 自主的に参加する人はいいのですが、悲惨なのは強制参加させられた人です。大体がGOD氏の目論見の下に指名されるので、最後まで居残ってしまう確率が高いのです。当然バツゲーム・・・・ 「では、みんなにビール配って」 合図と共に配られる缶ビール。しかし、隊長殿が手にした物は―― 「な、なんか長くね、これ?」 そうです。他の人たちとは明らかに違うシルエット。他の人は350mlのレギュラー缶なのに対して、一人だけ500mlのロング缶。呑み助には嬉しい事なのですが、状況が状況なだけにこれは恐怖以外の何ものでもないでしょう。
「陰謀だっ。これは米帝の我々人民軍に対する破壊工作だ。断固抗議する!!」 と、いくら叫んでみたところで状況が変るわけなどありません。破壊工作なのは間違いありませんが(笑)
で、誰がバツゲームの被害者になったのかというと、やはりGOD氏の姦計の下に引っ張り込まれていたMrビッキーでありました。初回で隊長殿が喰らったロング缶攻撃を、事もあろうかこの敗者決定戦で仕組まれたためでした。下手に知り合いになるとエライ目に合うという典型的な例でしょう。かわいそうな気もいたしますが、これもイベントのためと観念してもらいましょう(笑)
しかし、敗者が決定した瞬間の一部の反応のおかしかった事。本当に好きな連中が多いんだからね(苦笑)
今回も、舞台上を引きずりまわされていろいろされていたMrビッキー。マジに嫌がっている本人に対して、大笑いしながら眺めていたGOD氏から野次が飛びます。 「写真とって彼女に送ってやろうか?」 もう涙目。さらにボルテージの上がっていく観客たち。ここに興奮度もついに頂点、我慢の限界に達してしまったのでした。 「いまだっ、 ステージでケツを突き出して、 女王様の前にひれ伏すんだっ!」 バツゲームが終了するやいなや、どこからとも無く響きわたったかけ声と共に、ステージに上り一列になって四つんばいになる一群が現れたのでした。 目論みは一目瞭然! そこは相手もプロですから、察した女王様は、そんなバカどものお願いを聞いてくれたのでありました。鞭打ちされて恍惚としている集団。まさに違う意味でも危ないです(笑)
しかし、そこにワナがありました。一通りプロの技が決め終わったときです。不意にあのUMA、全身黒タイツのボクサーパンツネズミモドキが現れて、女王様から鞭を受け取るなり力任せに打ち下ろし始めたから堪りません。それまでの快感(だと思う)に酔いしれていた一同は、状況の変化に戸惑ったものの、相手が目済み男だとわかった瞬間、転げ落ちる
勢いでステージ上から逃げ出したのでした。まさに蜘蛛の子を散らす勢いというのはこのことです。まさに自業自得(苦笑) その後、口直しとばかりにダンサーたちが再登場。ファイアーダンスもとび出したりと、なかなか見ごたえのあるステージとなり、狂乱の最中開会式は終わりを迎えたのでした。
そして事態はさらに悪化する宴へと突入していったのでありました。 続く・・・・ |
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