−−  前  後  −−

 

前夜祭開会式も無事(?)に終わると、ついに一番のイベントでもある本当の意味での前夜祭が始まります。むしろ、毎回こっちの方が一番の楽しみなんだといっても間違いではないでしょう(苦笑)
ここまでにすでに出来上がっているような連中ですから、もうその後は何もいわずもがな。あちこちで阿鼻叫喚な宴が繰り広げられていたのです。

     
  ●こんなんもいましたけど? (笑)

寒いんです、本当に。でも裸(笑)
しかもラッパ飲みって・・・・明日大丈夫なのか?

     

今回、寂しく一人で参加していた私は、隊長殿の仲間内に紛れて飲んでおりました。ビールのみだったのですが、見事に酔いがまわってしまいました。前日、まともに寝ていなかったのが原因なのでしょうね・・・・ま、いくらビールとはいってもリッター単位で呑めば、どんな状態でも間違いなく酔いますけどね(笑) おかげでその辺りの記憶の程が定かではないくらいです。まぁ、元々あまり覚えのよくない脳みそなので、まったく気にする事もありませんが(笑)

「いやぁ、近所のドンキで980円のテーブルを慌てて買ってきましたよ」

乾杯をしながら、隊長殿がのたまいます。なんでも、本来なら何の問題も無く参加できるはずだったものが、午前中いっぱい仕事が入ってしまったという事で、ゲームの準備それもバッテリー以外のものが満足にできなかったということです。時間の程度差こそありますが、なんだかどこかで聞いた事があるような言葉に、思わず耳が痛くなってしまいます(苦笑) 
が、そんな状況だったのにも関わらず、なぜかしっかりとベトナム製のビールを箱で持っていたということは激しくナイショ事項です。

「いいんです。今日このときだけもてば十分なんで」

誰も聞いていない話を続けている隊長殿。キてます(苦笑)
それはともかく、その隊長の言葉に偽りなし。さすがは安さの殿堂ドンキホーテです。その頼りなさは一級品でした。伝説の一徹返しをかましたらひとたまりも無く崩壊してしまいそうです。ま、使えればいいんですよ、うんうん。
ということで、居候を決め込んで宴会続行です。
がここで驚きの事実が露呈。なんと、誰一人として調理用の火を持っていなかったのです。おいおい、いまのツマミに関しては缶詰で問題ないかもしれないが、明日の分はどうするんだ? 缶詰の他パンもある? あぁ、そういう結論に落ち着きますか、やっぱり・・・・

まぁ、そんな先のことなぞいまから考えても仕方ない。ここだけの話、自分の分の算段はついているので、後は野となれ山となれ。そのときになればどうにかなるっしょ(苦笑)

「まぁまぁ、一杯」

なんて事を思っていると、帰省したおりに入手したという無名な地酒登場。これはマズイよ、きっと。しかし。

世界の道はローマに続く! 男の道は酒へと続く!!

という名言があるように、ここで怯んでは漢がスタルヒン。一気呵成の大攻勢へと転じたのでありました。結果は、もちろん第一次ソロモン海戦の米豪艦隊(苦笑)

と、そこにまるで止めをささんとばかりに、一升瓶を手にした某農民さんが現れたのでした。仲間内ではMrカニ歩きの称号をいただいているツワモノです(笑) 毎回必ず千葉の地酒を手に現れるのですが、本人は茨城の人だということ。チョッと不思議ちゃん(笑)
んな事はともかく、お近づきの一杯をいただくと、なにやらひとしきり盛り上がって、某農民さんは再びフラフラとした足取りで旅立って行ったのでありました。今回も見事なカニ歩き(だった?)でした。
その一杯が呼び水になったのか、その後のピッチの上がる事上がる事。それ以前から多量に飲んでいた事もあって、瞬く間に記憶が吹っ飛ぶ程に盛り上がっていったのでありました。

○×※〜?
△!■◎〆!!

もうお互いに何をいってるのかわかりません(苦笑) 

     
  ●隊長放浪記

米帝陣地で啓蒙活動にいそしんでいる酔っ払い(笑)

     


状況も整った(苦笑)ので、隊長殿をほかッといて、ふらつく足で放浪開始。いつもならこのまま暴力屋台へ行くところなのですが、時間を見るとまだまだその頃合ではありませんでした。なので見知った顔を求めて他の群衆の中へ。

「これからキャンプファイアーを行いますので、中央の半切りのドラムカンのところに集まってください」

そのときです。いきなりGOD氏のアナウンスが流れました。そういえばなんかそんな事をいっていましたね。思い出しました。10月始めとはいっても、夜になるとやはり寒い。ジッと呑んでいるのはちと辛かったりします。そんな所へ暖を取れる手段ができるとなれば、やっぱり気になるってもんでしょう。

     
  ●キャンプファイアー

なのか、これ? ただのドカチン焚き火なんじゃ・・・・(笑)

     


まさのに誘蛾灯につられる害虫のように、まだ多少なりとも意識の残っていた好き者たちが続々と集まってきました。人里離れた暗い山の中、火を囲んで怪しい連中が集まる状況、となればればやる事はただひとつ――フォークダンスです(笑)

「やっぱりオクラホマミキサーだよな」
「いやマイムマイムだろう」

いい歳したオッサンの酔っ払い連中が昔(苦笑)を思い出してか、懐かしい名称が飛び交います。もっとも、今もって一般的なフォークダンスといえば、やっぱりこの辺りに落ち着くんでしょうけどね。しかし、一番の問題は何を踊るかということではなく、何を踊れるのかという事でした。最初のうちこそアカペラで音楽を口ずさみながらまともにそれらしい踊りを舞っていたのですが、最後は高速で火の周りを回転し始めてしまうのでした。

     
  ●フォークダンス

綺麗どころもいて、初めはまともだったんですが・・・・(笑)

     

ベントラ ベントラ スペースピープル・・・・

まるでそんな呪文が聞こえてきそうな、UFOを召還している怪しい連中のような動作となってしまっていたのです。じっさい怪しい連中でしたから、それはそれで問題のない事なんでしょうけど。傍から観ている者は苦笑するやら呆れるやら。ま、酔っ払いのする事はこんなもんでしょう(笑)

そうしてガソリン臭いキャンプファイアーを満喫すると、今度こそ本当に山下清。火の側にいた間が暖かかっただけに、離れたときの寒さといったら、より厳しいく感じてしまいます。が、酔っ払い連中にはそんな事などアウト・オブ・眼中。相変らずな狂乱状態となっていたのでありました。

と、暗がりの中を彷徨って神に見放されそうになった瞬間、ついに発見。いつもの見慣れたメンバーが一塊になっているではありませんか。さっそく中へダイブ決行!! 周りはもう完全に出来上がっているものですから、何が何だかよくわからない状態。こちらもご同様なのでいう事なし(苦笑) わけのわからないノリで、誘われるままに無駄話に花を咲かせていたのでありました。GW氏、ホットドッグ(だったかな?)ありがと〜 おいしかったですよ〜

そんなこんなで気づいたときにはもう時間の感覚なんか無い状態。テキトウなところで睡魔に負けてしまい、早々と車の後部座席という床に着いたのでありました。今回は何か勝手が違いましたね。いつもならまだまだ元気なのに。次こそはリベンジだ(何が? 苦笑)

あっ、そういえば今回暴力屋台いってないや――記憶のある中では・・・・
でも、本人の知らないところで記録が残ってました。うわぁ、ホントかよ・・・・(苦笑)

 

続く・・・・

 

 

中 前

 

戻 る

inserted by FC2 system